第21話
孔雀教は百花殺の名を借りて悪事を働いていたが、民の心が離れており、処罰は一時保留となる。容玉(ロン・ユー)は酒で憂さを晴らし、李牧陽(リー・ムーヤン)に再び想いを伝えようとするが、冷たく拒絶されてしまう。その様子を見ていた杜莫謙(ドゥ・モーチェン)は心を痛める。容玉の即位式を成功させるため、阮九術(ルアン・ジウシュー)は禾歓(ホー・ホアン)に花霓(ホア・ニー)へ儀礼を教えるよう命じる。しかし、禾歓はわざと花霓を困らせ、花霓は仕方なく李牧陽に助けを求める。
第22話
杜莫謙がろうそくの灯りの下で刺繍をする姿は、夜に訪れた容玉に特別な趣を感じさせる。一方、花霓はその知識で李牧陽の信頼を得て、彼の儀礼の教授となる。共に舞う瞬間、李牧陽は遠い夢の中にいるような感覚になり、花霓との距離が縮まる。即位式が成功し、李牧陽と阿強(ア・チアン)は容玉が被害に遭った事件の調査を始める。
第23話
杜莫謙は容玉の気持ちを心から受け入れていないことを知り、容玉からの勅命を拒否する。花霓は懸命に説得するが、容玉の決意は変わらない。最終的に、容玉は杜莫謙の両親の位牌の前で過去の感情を捨て、杜莫謙に尽くすことを誓う。祝宴の席で、青見(チン・ジエン)はゲームと称して花霓に告白し、李牧陽は嫉妬心を募らせる。
第24話
花霓と青見の告白の瞬間、李牧陽が突然現れ、青見の言葉を遮る。李牧陽は花霓への深い想いを抱きながらも、告白する勇気が出せない。花霓は不満を爆発させ、二人は激しく言い争う。感情が高ぶり、李牧陽は思わず花霓にキスをする。一方、容玉は玉佩を木の下に埋めるが、誰かに見られていることに気づく。李牧陽は何度も花霓に告白しようとするが、いつも青見に邪魔をされる。しかし、ある美しい清紗曲が、李牧陽に青見の正体への疑念と好奇心を抱かせる。
第25話
李牧陽の父の計らいで、花霓と李牧陽はついに心を開き、互いの想いを伝え合い、抱擁と熱いキスを交わす。杜莫謙は花霓の心の変化に気づき、二人を応援するためにカップル衣装をデザインする。莱妹(ライ・メイ)と阿強は互いに想いを寄せているが、二人とも内気な性格で、いつになったら正直に気持ちを伝えられるのか分からない。李牧陽の父に頼まれ、花霓と李牧陽は一緒に得月坊へ花束を届けに行く。
第21-25話 感想
『ふしぎの国の聖使』第21話から25話は、恋愛模様が大きく動く、見逃せない展開でした。まず、李牧陽と花霓がついに想いを伝え合い、キスシーンには胸がキュンとしました。長らくじれったい関係が続いていたので、二人が結ばれて本当に良かったです。しかし、青見の存在が気になります。李牧陽に疑念を抱かせる彼の正体とは一体何なのか、今後の展開から目が離せません。
また、容玉と杜莫謙の関係も変化がありました。容玉が過去を捨て、杜莫謙に尽くすことを決意するシーンは感動的でした。しかし、杜莫謙はまだ完全に心を開いていない様子。二人の関係がどうなっていくのかも注目です。そして、莱妹と阿強の恋の行方も気になります。お互いに想い合っているのに、なかなか進展しない二人に、もどかしさを感じてしまいます。
つづく