第14話では、唐心 と沈清源 、そして射撃チームのメンバーたちの間に起こる様々な出来事が描かれます。
唐心 が電話を終えると、石暁辞 がトイレから出てきます。石暁辞 は唐心 の電話の内容を聞いてしまい、諦めないように励まします。しかし、唐心 は大掛かりなライブ配信はできないと悩んでいます。
一方、射撃チームでは、陳海が練習に遅刻し、沈清源 に謝罪します。しかし、沈清源 は陳海が内緒でパーソナルコーチをしていることを指摘し、規則違仮で試合に出られなくなる可能性があると警告します。怒った陳海は、沈清源 にポットを投げつけ、沈清源 は唐心 を守るために腕で受け止めます。杜凌楓は嫉妬から軽傷だと揶揄しますが、石暁辞 は選手にとって腕の怪我は深刻だと仮論します。
唐心 は沈清源 を医務室に連れて行き、手当てをしながら、彼が自分を守るために怪我をしたことに気づきます。そして、ライブ配信の件を思い出し、努力しても無駄かもしれない、周りの人を巻き込んでしまうと涙を流します。沈清源 は心配しますが、唐心 はごまかします。
陳海は沈清源 を殴った後、コーチに退部を申し出ます。沈清源 と唐心 が戻ると陳海はおらず、唐心 は沈清源 に陳海と話すように勧めます。二人が陳海を見つけた時、彼は退部届を持って出ていこうとしていました。皆は引き止めますが、陳海は経済的な理由だけでなく、もっとちゃんと試合をしたいという気持ちを打ち明けます。しかし、結局何も言わずに去ってしまいます。
コーチは沈清源 に、陳海のことは任せるが、練習以外にも周りの人にもっと気を配るようにと忠告します。沈清源 は江一天に案内を頼み、陳海を探しに行きます。唐心 は、陳海には何か事情があるはずだと信じています。夜、唐心 は撮影素材を整理し、週末に仕事を終わらせようと最後の努力をします。周祖光は唐心 の編集した動画を評価しますが、証拠がないため、とりあえず休むように言います。
翌日、沈清源 は病院で陳海を見つけます。陳海の母親が入院しており、彼は手術費用を稼ぐためにパーソナルコーチをしていました。母親は息子の負担を減らすために退院を希望しますが、陳海は治療を続けるように説得します。沈清源 は何も言わずに病院を去り、外で待っていた江一天と唐心 と合流します。
チームに戻った沈清源 は、皆に陳海への寄付を呼びかけます。杜凌楓は唐心 の影響だとからかいますが、皆は快く寄付し、杜凌楓は残りの費用を全て負担すると申し出て、称賛されます。陳海は沈清源 が費用を負担してくれたことを知り、感謝するとともに、沈清源 から練習に戻るようにというメッセージを受け取ります。
陳海は予定通りチームに戻り、沈清源 は彼に残留するかどうかの選択を委ねます。陳海は射撃チームを離れたくなかったので、残ることを選びます。コーチは丁芳に、もっと選手たち、特に陳海とコミュニケーションを取るように指示します。陳海はかつてチャンピオンでしたが、ある出来事がきっかけで精神的な問題を抱えており、今回の件でも一人でプレッシャーを抱えていました。コーチは、問題を早期に発見し、彼を引き留めることができたことを幸いに思い、できるだけ多くの才能ある選手を残したいと考えています。
沈清源 は唐心 に快適な靴を選んで贈り、試合の日に必ず見に来るようにと伝えます。試合当日、インフルエンサーのシャオアイがライブ配信を担当しますが、周祖光は彼女がコメントとのやり取りをしないことに不満を持ち、杜凌楓も彼女の態度に不満を抱きます。残念ながら、唐心 は会場に現れませんでした。試合の合間に、沈清源 は唐心 を探し回りますが、石暁辞 はすでに彼に唐心 の状況を伝えていました。沈清源 と石暁辞 は、唐心 を助ける方法を密かに話し合い、二人が親しげに話す様子を見た杜凌楓は不快感を覚えます。
『元カレはツンデレ名射手~彼女のハートを射抜け!~』第14話 感想
第14話は、人間関係の複雑さと、それぞれのキャラクターが抱える問題が浮き彫りになる回でした。陳海の退部騒動は、単なる個人的な問題ではなく、経済的な事情や過去のトラウマが絡み合っていることが明らかになり、胸が痛みました。沈清源 が率先して寄付を募る姿は、彼の優しさとリーダーシップを示しており、感動的でした。杜凌楓も、意外な一面を見せてくれましたね。
唐心 は、仕事のことで悩みながらも、沈清源 を支えようとする姿が健気でした。しかし、彼女が試合会場にいなかったのは残念。沈清源 と石暁辞 が秘密裏に計画を立てているようですが、一体何をするつもりなのでしょうか?次回の展開が非常に気になります。全体的に、今回は感動とサスペンスが入り混じった、見ごたえのあるエピソードでした。
つづく