石暁辞 にとって、自分は単なる「キープ君」だと自覚している杜凌楓。それでも、変わった自分を証明するチャンスが欲しいと石暁辞 に懇願します。前回、衝動的な行動をしてしまった石暁辞 も後悔しており、心の中では杜凌楓の存在を完全に否定できないでいました。杜凌楓が積極的にキスをすると、石暁辞 は拒むどころか、そのキスに応えます。その時、江一天が遠くから石暁辞 を呼ぶ声が聞こえ、二人は慌てて離れ、江一日の元へ向かいます。この一件で、二人の関係は少し進展したようです。
江一天は皆に「真実か挑戦か」ゲームを提案します。最初に選ばれた杜凌楓は、道の向こう側まで行って「自分は豚だ」と大声で叫ぶように指示されます。プライドが高い杜凌楓ですが、好きな女性の前では、ゲームのルールに従うことを選びます。沈清源 の番になると、唐心 は質問を避けるためにお酒を飲み続けます。そんな唐心 を沈清源 は心配します。唐心 は酔った勢いで、以前花火を見た時のように、沈清源 がいつも自分をいじめる、彼が一歩近づくたびに、自分は一歩後退しなければならないと不満を漏らします。
唐心 が酔っ払ってしまったため、他のメンバーは解散して帰宅することに。沈清源 は唐心 のことが心配で、彼女の後を追います。川辺で四つ葉のクローバーを見つけた唐心 は、それが幸運の象徴であることを思い出し、小熊に幸運が訪れることを願います。酔った勢いで、唐心 は沈清源 に、実は彼のことが好きだと告白しますが、彼の告白はフェロモンのせいではないかと恐れているとも打ち明けます。家に戻ると、唐心 はすぐに眠ってしまいますが、沈清源 は彼女を優しく見守ります。唐心 は寝言で、小熊とずっと一緒にいられれば、フェロモンのことを心配しなくて済むのに、とつぶやきます。その後、沈清源 は江一天のところへ行き、一晩中恋愛の悩みを相談します。
次の日、沈清源 は唐心 のために四つ葉のクローバーのネックレスを選びます。デートに遅刻した沈清源 に、コーチは彼女とのデートだったのかと尋ねます。同じく、別の選手も彼氏とのデートで練習に来なかったことを知り、コーチは思わず笑ってしまいます。
唐心 は「糖果旺火」という店で、小熊の著ぐるみを著た人物に出会います。それが沈清源 だと気づいていますが、沈清源 は自分は小熊だと言い張ります。その後、一緒にダンスを踊り、沈清源 はこの機会に、フェロモンのせいではなく、唐心 自身が好きだと告白します。そして、四つ葉のクローバーのネックレスをプレゼントし、小熊がそばにいて、四つ葉のクローバーを身につけていれば、何も恐れることはないと伝えます。唐心 は緊張して手を握りしめますが、沈清源 を拒絶することはなく、沈清源 は喜びを感じます。
一方、丁芳と周祖光は一緒に帰る途中、仲の良い夫婦を演じるために、丁芳は助手席に座ることになります。唐心 は沈清源 のために料理を作ろうとしますが、焦がしてしまいます。沈清源 はそんな彼女を愛おしそうに見つめ、代わりに自分が料理をすることを申し出ます。その後、二人はSNSで交際を公表するかどうかを話し合い、唐心 は同意します。
唐心 は沈清源 に、人間関係やキャプテンとしての責任について教え、もっと積極的になるように促します。沈清源 は唐心 のアドバイスに従い、チーム内でより明るくフレンドリーになり、新しいトレーニング計画まで立てます。唐心 は石暁辞 にプレゼントを贈り、彼女の信頼とサポートに感謝します。石暁辞 は、沈清源 がなぜ唐心 を好きなのか理解します。彼女は単純で分かりやすく、見透かしやすいからです。
最後に、石暁辞 は唐心 と友達になれて嬉しいと伝え、二人の友情が物語に温かさを添えています。
第16話の感想
「元カレはツンデレ名射手~彼女のハートを射抜け!~」第16話は、それぞれのカップルの関係が大きく進展する、見どころ満載のエピソードでした。
まず、石暁辞 と杜凌楓の関係は、キスシーンを通じて一歩前進。お互いの気持ちを確認しつつも、江一日の登場で焦る二人の様子が初々しかったです。杜凌楓が「自分は豚だ」と叫ぶシーンは、彼の成長と石暁辞 への想いが感じられ、応援したくなりました。
唐心 と沈清源 の関係は、ついにクライマックスへ。唐心 の酔った勢いでの告白、そして沈清源 の小熊姿での告白と、二人の不器用ながらも真っ直ぐな想いが伝わってきて、胸がキュンとしました。四つ葉のクローバーのネックレスも、二人の関係を象徴する素敵なアイテムでした。
つづく