周祖光率いるチームは、スポーツイベントの生中継を緊張の面持ちで見守っています。彼らは、沈清源 が壇上で話すのを期待しています。沈清源 の唯一の夢はオリンピックに出場することで、特に唐心 にオリンピックのチケットをプレゼントしたいと思っています。壇上に立った沈清源 は、無意識のうちに唐心 の姿を探します。
東南チームのメンバーは、海雅チームとの差の大きさに羨望の眼差しを向けています。しかし、周越は自信満々で、生中継後に沈清源 に勝負を挑むことを決意します。一方、唐心 は射撃競技の動画を製作するため、一晩かけて多くの手作り品を作りますが、実物の参考資料がないため、出来栄えは良くありません。翌日、唐心 は沈清源 に射撃場での撮影許可を求めます。
射撃場では、沈清源 が正しい銃の構え方を教えていますが、唐心 は退屈し、インタラクションがないと撮影の価値がないと考えます。その時、沈清源 は唐心 に弾丸を見せ、唐心 が写真を撮ろうとした瞬間、周越が現れ、沈清源 に勝負を挑みます。周越は鏡を使った仮射射撃を提案し、これは沈清源 にとって初めての挑戦でしたが、彼は拒否しません。周越は自信満々で、唐心 に試合の生中継を要求します。
唐心 は躊躇しますが、周越に「彼氏が恥をかくのが怖いのか」と挑発され、沈清源 が勝負を受けるなら必ず勝つと仮論します。試合前、沈清源 は唐心 に励ましを求め、唐心 はスマホを置いて、早口言葉で彼を応援します。この言葉はネットユーザーにも聞かれ、彼らは唐心 に自分たちにも応援の言葉をかけてほしいと頼みます。
試合開始当初、沈清源 は仮射射撃の経験がないため、最初の数ラウンドは良い結果を出せません。唐心 はこれに気づき、沈清源 に直接的ではなく、心で目標の位置を感じるようにアドバイスします。唐心 のアドバイスに従い、沈清源 は徐々に調子を取り戻し、 それぞれ弾丸で10点以上を記録し、周越にプレッシャーを与えます。最後の1発、沈清源 は目を閉じて放ち、10.7点を獲得、一方の周越は4点に終わり、沈清源 が勝利します。皆が歓喜し、徐典も階下でこの歓声を聞き、唐心 の生中継を通して全てを見て、満足そうな笑みを浮かべます。
周越は沈清源 に握手を求め、最初は渋っていた沈清源 も、オリンピック精神を思い出し、周越と握手をします。周越は沈清源 に、鏡を使った射撃が得意すぎると通常の射撃に悪影響があるかもしれないと警告しますが、沈清源 は自分がより上手くプレイできる人間だと笑顔で返します。
その後、徐典は唐心 を会社の祝賀会に招待します。二人は楽しく会話をしますが、この様子を見た沈清源 は嫉妬し、わざと徐典にぶつかり、怒って立ち去ります。唐心 は急いで追いかけ、最終的に沈清源 は唐心 を許し、今後は徐典とあまり親しくしないようにと忠告します。
一方、杜凌楓は石暁辞 に近づこうとしますが、石暁辞 は二人の間には大きな隔たりがあり、自分は付き合いやすいタイプの女の子ではないと明言します。それでも、杜凌楓は石暁辞 を追いかけ続けます。追いかける途中、杜凌楓は足を捻挫してしまい、唐心 は心配して声をかけ、医務室に連れて行こうと提案しますが、杜凌楓は石暁辞 を追いかけることを選びます。この全てを見ていた石暁辞 は、沈清源 が全ての人に嫉妬するわけではなく、徐典に対してだけ特別な感情を抱いていることに気づきます。
周祖光は電話で丁芳と離婚について話し合いますが、まだ準備ができていないため、決断を下せません。怒った彼は電話を切り、唐心 に重要な社交イベントに参加するよう命じます。唐心 は行きたくありませんでしたが、周祖光の命令には逆らえません。最後に、徐典は小艾と一緒にパーティーに行く予定でしたが、唐心 からの電話を受け、小艾を先に帰し、一人で唐心 を迎えに行きます。
第22話の感想
「元カレはツンデレ名射手」第22話は、競技シーンと恋愛模様がバランス良く描かれていて、見応えがありました。沈清源 と周越の射撃対決は、手に汗握る展開。特に、鏡を使った仮射射撃という変則的なルールが、沈清源 の新たな一面を引き出していました。唐心 のアドバイスで調子を取り戻し、見事勝利を収めるシーンは爽快でした。
一方で、唐心 を巡る沈清源 、徐典、そして杜凌楓の複雑な関係も描かれました。沈清源 の嫉妬心や、徐典の優しさ、杜凌楓の一途な思いなど、それぞれのキャラクターの感情が丁寧に表現されていました。特に、沈清源 が徐典に対してだけ嫉妬心を露わにする様子は、彼の唐心 への強い想いを感じさせます。
つづく