新しい一日が始まり、石暁辞 は唐心 の手を握りしめ、彼女を慰め、自分の身を守るようにと伝えます。石暁辞 は、唐心 と共に徐典の不正行為を告発する決意を表明します。唐心 は石暁辞 が徐典を誣告するのではないかと心配しますが、石暁辞 は真実を明らかにする覚悟を決めていました。
一方、唐心 と沈清源 は、お気に入りのハリネズミを探しに出かけます。キャットフードの匂いにつられて、ついにハリネズミを見つけます。唐心 の笑顔を見て、沈清源 も珍しく微笑み、毎日美味しいものを持って一緒にハリネズミに会いに来ることを約束します。
その後、石暁辞 は沈清源 に、チームのトレーニングに専念してほしいと頼み、自分が唐心 を守ると約束します。沈清源 は唐心 をどう守ればいいのか悩んでいたため、石暁辞 の言葉に深く感動します。
射撃訓練場では、撮影のために徐典がカメラの位置を指示していました。そこへ唐心 が現れます。沈清源 はすぐに唐心 を連れ戻そうとしますが、唐心 は沈清源 を安心させ、彼がいれば安全だと感じると言います。
しかし、徐典は厚かましくも唐心 のライブ配信のファンに挨拶し、彼女の仕事を妨害します。沈清源 は我慢できなくなり、唐心 を守るように立ちふさがり、鋭い視線で徐典を追い払います。
唐心 は石暁辞 が計画を実行することを心配し、彼女を呼び出して、トラブルに巻き込まれないようにと忠告します。しかし、石暁辞 は気にせず、逆に唐心 を慰めます。沈清源 は唐心 と石暁辞 がメッセージをやり取りしているのを見て、すぐに唐心 の元へ行き、自分が彼女を守る能力があるから、他の人の助けは必要ないと伝えます。唐心 は沈清源 を「やきもち焼き」とからかいますが、沈清源 は嫉妬ではなく、他の人の保護を信用していないのだと説明します。唐心 はそれを聞いて嬉しそうに笑います。
江一天や楊帆たちが訓練していると、東南部のチームが次々と邪魔をしに来て、テレビ中継で海雅チームを辱めようとします。周越はわざと陳海を怒らせ、陳海は怒りを露わにし、徐典はその瞬間を捉えます。唐心 は、これは通常よりもさらに混乱させる訓練の一種だと指摘します。
その間、沈清源 だけは全く動じませんでした。唐心 は個人的に沈清源 に会いに行き、各メンバーが邪魔されやすい状況を記録した小冊子を渡し、解決策を提案します。沈清源 はそれを理解し、各メンバーに分析と解決策を説明し始め、その効果は顕著でした。陳海はもっと練習したいと言いましたが、他のメンバーは効果的な指導を受けました。
東南チームが訓練を始めると、今度は海雅チームが邪魔をする番になりました。石暁辞 は隙を見て徐典を呼び出し、甘えた声で撮影時間を増やしてもらおうとします。しかし、徐典は彼女の意図を見抜き、石暁辞 を拒絶し、侮辱し、彼女が密かに録音していることに気づきます。徐典は石暁辞 に、男は積極的な女性よりも、思わせぶりな女性が好きだと告げ、彼女の過去の容姿が良くなかったことをほのめかします。
周祖光は徐典と話し、将来の発展のために道を開こうとしますが、元アナウンサーの小林がセクハラを受けて辞めたことを知ります。徐典は、唐心 は今やシラミのように煩わしい存在だと皮肉ります。周祖光は徐典を殴りたい衝動に駆られますが、何とかこらえます。
訓練場に戻ると、唐心 は石暁辞 と徐典が一緒に去っていくのを目撃しますが、石暁辞 は戻ってきても何も言いません。唐心 は石暁辞 に何かあったのではないかと心配し、メッセージを送っても返事がありません。唐心 は石暁辞 を探しに出かけようとしますが、沈清源 に止められ、自分の目の届かないところで危険な目に遭うのではないかと心配します。その時、周越が再び海雅チームを挑発しに来ますが、沈清源 と唐心 は外に出ませんでした。
周祖光は唐心 の安全を心配し、沈清源 に状況を尋ねます。石暁辞 は偶然、杜凌楓が徐典と一緒にいるのを見つけ、彼をさらに軽蔑します。杜凌楓は自分が何をしたのか理解できません。石暁辞 は録音を持って周祖光と沈清源 の元へ行き、徐典が公人として女性に関する不適切な発言をしたことを明らかにします。沈清源 は、以前唐心 と徐典が食事をしていると知らせてきた「ミルクティーが飲みたい」というWeChatアカウントから再びメッセージが送られ、取り消されたことに気づきます。周祖光はこれが小艾のWeChatアカウントだと認識します。沈清源 は小艾の録音を再生します。徐典はこれを単なる冗談だと気に留めませんが、沈清源 は小艾の証言に言及し、今後の展開への伏線を張ります。
第25話の感想
第25話は、徐典の悪質さが際立つ回でした。石暁辞 への侮辱や、唐心 への執拗な嫌がらせは見ていて不快でしたが、それに対抗する沈清源 の姿は頼もしかったです。特に、唐心 を守るために徐典を睨みつけるシーンは、彼の愛情と決意が感じられました。
また、石暁辞 が勇気を出して徐典の不正を暴こうとする姿や、周祖光が唐心 を心配する様子など、登場人物たちの人間関係や感情が丁寧に描かれていたのも印象的でした。
終盤では、小艾の証言や録音など、徐典を追い詰めるための材料が出揃い、今後の展開に期待が高まります。ハラハラする場面も多いですが、沈清源 と唐心 の絆が深まっていく様子には癒されました。
つづく