唐心 は、入院中の沈清源 の看病をするため、周祖光に休暇を申請し、病院へ向かいます。病院でもライブ配信の仕事は続けられると考えていました。病院に著くと、唐心 は丁芳と話している男性を見かけますが、彼は丁芳のクライアントでした。
沈清源 は、唐心 がいない間にライブ配信を覗き、コメントが賛否両論であることを知ります。唐心 が戻ると、慌てて沈清源 を弁護するメッセージを送り、その様子に沈清源 は温かさを感じます。唐心 は沈清源 に寄り添い、彼の腕の中で抱きしめられ、心地よさを感じます。沈清源 もまた、唐心 を抱きしめ、彼女の手を布団の中に入れて温めます。その後、沈清源 は二人の距離を縮める練習を提案しますが、看護師が薬の交換に来て中断されます。
二人は廊下に出て、さらに距離を縮める練習を試みますが、陳海、楊舟、江一天が現れ、うまくいきません。陳海は、試合中のミスで沈清源 が怪我をしたことを謝罪し、その責任で処罰を受けたことを伝えます。沈清源 は陳海を責めず、一時的にキャプテンの職を彼に任せ、射撃選手の10年間の努力を示すため、陳海の手の写真をWeiboに投稿します。
唐心 は沈清源 にライブ配信を提案しますが、沈清源 はカメラの前でうまく話せません。そこで唐心 は、ライブ配信の代わりに、沈清源 のトレーニング映像を編集して公開することを思いつき、夜遅くまで作業して完成させます。動画は大きな仮響を呼びました。
その夜、雷雨の中、沈清源 は目を覚まし、窓を閉めようとします。外の激しい雨を見ていると、突然、交通事故の映像が脳裏に浮かび、恐怖で床に倒れてしまいます。唐心 は沈清源 がいなくなったことに気づき、探し回ると、ベッドの下で眠っている彼を見つけます。
翌日、沈清源 は唐心 に、脳裏に浮かんだ映像について話します。唐心 は彼が過去を思い出したのかと尋ね、ある女の子のことを覚えているかと聞きます。しかし、沈清源 は初恋の相手は唐心 だと答え、唐心 は彼の記憶が完全に戻っていないことに気づき、複雑な気持ちになります。
隣の病室には、甘えん坊の彼氏とその彼女の珊珊が引っ越してきます。彼氏のわがままを何でも聞いてあげる珊珊の様子に、沈清源 は少し嫉妬します。珊珊は沈清源 に葡萄を差し入れ、彼を褒めますが、沈清源 は嬉しくありません。さらに、唐心 に「かっこいい男性が好きか」と尋ね、彼女の答えにまた嫉妬してしまいます。
唐立奇が見舞いに訪れ、隣のカップルの様子を見て羨ましがります。彼は沈清源 に筆と墨、紙と硯を渡し、字を書くことを勧めますが、沈清源 が書いたのは「西湖醋魚」でした。それを聞いた唐心 はすぐに買いに出かけ、途中で石暁辞 に会います。石暁辞 は自分の経験を語り、杜凌楓への想いを打ち明けます。一方、杜凌楓は石暁辞 を忘れようとしますが、うまくいきません。そんな時、杜総が交通事故に遭ったという知らせが入ります。
第28話の感想
「元カレはツンデレ名射手」第28話は、沈清源 の入院生活と、彼と唐心 の関係がさらに深まる様子が描かれました。沈清源 は記憶の一部を取り戻し始めますが、まだ完全ではなく、唐心 は複雑な心境になります。
隣の病室のカップルのやり取りを見て、沈清源 が嫉妬するシーンは、彼のツンデレな一面が可愛らしく描かれていました。また、唐心 が彼の為に奔走する姿は、彼女の献身的な愛情を感じさせます。
競技中の事故で沈清源 を負傷させてしまった陳海の謝罪と、それを受け入れる沈清源 の優しさも印象的でした。一時的にキャプテンを任せるという決断は、彼の仲間への信頼と、リーダーとしての器の大きさを示しています。
つづく