杜凌楓は、沈清源 の助けを借りて、石暁辞 と話し合う決心をします。沈清源 は杜凌楓に、もう唐心 と二人きりで会わないようにと忠告します。杜凌楓は笑って、沈清源 の行動は全て唐心 のためだと指摘し、もう少し大らかになるよう促します。
石暁辞 は部屋で杜凌楓が来るのを緊張しながら待っていました。杜凌楓が女装して現れると、石暁辞 はとても驚きます。彼は石暁辞 に謝罪し、以前女の子がスカートを履くのが好きではなかったのは、石暁辞 がズボンを好むと思っていたからだと説明します。彼は、真実の愛は公平さと相互尊重にあると考え、石暁辞 のユニークさに惹かれたのだと言います。もし石暁辞 が誰かの花瓶になりたくないなら、自分が彼女の花瓶になると告げます。石暁辞 は感動で涙ぐみ、周りの女の子たちも羨望の眼差しを向けます。
その後、杜凌楓は石暁辞 を広場に連れて行きます。そこはイルミネーションと大きなハートの形で飾られており、彼はここでプロポーズをするつもりでした。しかし、意外なことに、石暁辞 が花束を奪い取り、杜凌楓にプロポーズします。彼女は彼への愛と、将来もっと寛容でありたいという願いを伝えます。周りからは感嘆の声が上がり、空には花火が打ち上げられ、二人は強く抱き合います。
杜凌楓は石暁辞 の額に試しにキスをし、マフラーで彼女を包み込み、どんなに寒くてもお互いの温もりを感じられると伝えます。石暁辞 は杜凌楓にスカートのことを尋ねます。杜凌楓は最初は何のことかわかりませんでしたが、以前石暁辞 にプレゼントしようとして断られて捨てたスカートのことだと気づきます。杜凌楓は新しいスカートを買うと約束し、石暁辞 は笑顔で、スカートを履くのは自分をより良く見せるためだと言います。
杜凌楓と石暁辞 は、ビデオ通話で沈清源 と唐心 にも喜びを分かち合います。ネット上では杜凌楓を「杜麗娘」と揶揄する声もありましたが、彼は石暁辞 と一緒にいられればそれで十分だと気にしません。
一方、周祖光は、元同僚から小艾と徐典の関係について情報を得て、過去の出来事を思い出します。沈清源 は足が回復した後、唐心 と一緒に射撃チームに戻り、熱烈な歓迎を受けます。江一天は休暇が終わってから仕事に戻ることを提案しますが、東南部のメンバーは沈清源 の復帰に不満を抱いているようです。
沈清源 は唐心 と一緒に食事に行き、唐心 は手作りのペンダントチェーンを彼に贈ります。沈清源 は唐心 が他にもアクセサリーを作ったことを知っており、これは彼が選んだものですが、全ての作品が欲しいと願います。その後、4人は一緒にたくさんのゲームを楽しみ、楽しい時間を過ごします。
唐心 は沈清源 を道端のカラオケボックスに連れて行き、二人の思い出を振り返りながら歌います。沈清源 はストップウォッチを取り出して唐心 に見せ、これが自分の幸運のお守りだと説明します。唐心 は非常に興味を示しますが、プレゼントは受け取らず、それがいつも沈清源 と一緒にいることを望みます。
最後に、杜凌楓は射撃場で練習中に張コーチに会います。張コーチは杜凌楓がチームを離れたいと考えていることを知り、別れを惜しみます。石暁辞 はその様子を見て、張コーチが去った後、杜凌楓に話しかけます。杜凌楓は自分の計画を完全には明かしませんが、将来何が起ころうとも、石暁辞 は彼の人生に不可欠な存在だと約束します。石暁辞 は心に不満を抱えながらも、沈黙を選びます。
第31話の感想
「元カレはツンデレ名射手～彼女のハートを射抜け！～」第31話は、感動とサプライズ、そして少しの不安が入り混じった回でした。杜凌楓が女装して石暁辞 に謝罪し、愛の告白をするシーンは、彼の不器用ながらも一途な想いが伝わってきて胸が熱くなりました。まさか石暁辞 からプロポーズするとは驚きでしたが、彼女らしい行動で、二人の関係がより対等になったことを象徴しているようです。
花火の下での抱擁、そしてお互いの温もりを感じるキスシーンはロマンチックで、視聴者も幸せな気持ちになれました。ビデオ通話で沈清源 と唐心 に報告する場面も、彼らの友情が感じられて微笑ましかったです。
しかし、杜凌楓が射撃チームを離れるかもしれないという展開は、今後の波乱を予感させます。石暁辞 は不安を抱えながらも、彼の決断を尊重しようとする姿は切ないです。二人の関係、そしてそれぞれのキャリアがどうなっていくのか、次回の展開から目が離せません。
つづく
