冬季訓練の緊張が高まる中、沈清源 は様子がおかしく、落ち込んでいます。彼は唐心 を避けるため、射撃訓練場に演じるをつけて逃げ込みます。唐心 は沈清源 の変化に気づき、何かあったのではないかと心配して丁芳に相談します。丁芳は、沈清源 の訓練を妨げないこと、そして彼を刺激しないことが重要だと考えます。また、丁芳は唐心 に、沈清源 が回復するためには治療が必要だと話し合うことを勧めます。
唐心 は射撃場に行き、遠くから沈清源 が射撃訓練を始めるのを見守ります。沈清源 はエアガンに空気を充塡している時、後ろに座っている唐心 に気づきますが、目を合わせず、話しかけようとしません。唐心 は目で沈清源 を追いかけることしかできず、やるせない気持ちになります。沈清源 も心の中では葛藤しており、空気充塡中にエアガンから空気が漏れていることに気づきません。
昼食の時間になっても、他の人たちが食堂へ行く中、沈清源 は訓練に集中し、食事には全く興味を示しません。唐心 は彼に一緒に食事に行こうと優しく誘い、甘えるように自分がお腹が空いたと言いますが、沈清源 はまるで聞こえないかのように仮応しません。唐心 は一人で食堂へ行き、沈清源 のために食事を運び、過去のことは水に流そうと彼を説得しますが、沈清源 は聞く耳を持ちません。結局、唐心 は失望して食事を置き、部屋を出ます。その時、感情を抑えきれなくなった沈清源 がエアガンのケースを蹴り飛ばすのを目撃します。彼女は悲しみに暮れ、ハリネズミの冬ナツメに心の内を打ち明けます。
唐心 は一日中、穏やかに沈清源 とコミュニケーションを取ろうとしますが、彼は完全に無視しているようです。心の中では不満を感じながらも、沈清源 のために耐えます。2日前には、ここで一緒に未来について語り合っていたのに、今はまるで他人のようです。冬ナツメはハリネズミなので何もできませんが、それを見ていると沈清源 と過ごした幸せな日々を思い出し、涙が溢れてきます。彼女は、どんなことがあっても沈清源 のそばにいて、この困難な時期を乗り越え、治療を受けて健康を取り戻す手助けをしようと決意します。
冬季訓練の最終試合が近づき、唐心 は沈清源 の状態を心配して、生放送で実力を発揮できません。沈清源 は前半は良い成績でしたが、後半に徐典が現れたことで状況が一変します。徐典はわざと唐心 の後ろに立ち、沈清源 を刺激しようとします。案の定、沈清源 は唐心 が虐められている場面を思い出し、試合で空砲を撃ってしまいます。射撃を始めて以来、初めてのミスでした。徐典は目的を達成し、満足して立ち去ります。その後、沈清源 は徐典を追いかけますが、見つけることができません。
唐心 が沈清源 を見つけた時、彼は一人で座り込み、苦しんでいました。唐心 は彼の手を握りしめ、早く元気になってほしいと心から願います。しかし、沈清源 は深い自責の念に陥っており、事故現場の写真を見たこと、現場に現金がなかったため、自分が逃げ出し、唐心 を置き去りにしたのだと唐心 に告げます。この告白に唐心 は衝撃を受けます。
唐心 が一人で涙を流していると、石暁辞 が彼女を見つけます。唐心 は沈清源 との出来事を全て石暁辞 に話します。石暁辞 は、もしあの時沈清源 が本当に去ってしまったらどうするかと尋ねますが、唐心 は答えることができません。沈清源 への愛を止めることができないからです。石暁辞 は、沈清源 は簡単に唐心 を諦めたりしないと信じ、当時の状況は沈清源 が言うようなものではなかったのではないかと推測します。
一方、唐立奇と彼のチームも沈清源 の状況を分析し、裏で誰かが沈清源 を陥れようとしているのではないかと疑います。手がかりから、彼らは周越が関与していると疑い、彼のロッカールームでホテルの領収書を見つけ、周越の背後にいる黒幕が徐典である可能性を突き止めます。
第33話の感想
「元カレはツンデレ名射手~彼女のハートを射抜け!~」第33話は、視聴者もどかしい気持ちにさせられる回でした。沈清源 は過去のトラウマに苦しみ、唐心 を避けていますが、彼女の献身的な愛とサポートが胸に響きます。
沈清源 が過去の事件の真相を知り、自責の念に駆られる姿は見ていて辛いものがありました。しかし、彼を信じて支えようとする唐心 、そして真実を追求する石暁辞 や唐立奇たちの存在が、物語に希望の光を与えています。
徐典の策略によって、沈清源 は競技中にミスを犯してしまいますが、これが彼の心の闇をさらに深くする要因となるでしょう。周越を操る徐典の存在、そして事故の真相など、多くの謎が絡み合い、今後の展開から目が離せません。
つづく