周越の黒幕が徐典だと知った一同は、ホテルに赴き、周越と徐典が会っているところを目撃します。唐立奇は、徐典がかつて唐心 にストーカー行為をしていたという衝撃の事実を明かします。皆が驚く中、石暁辞 も唐心 と沈清源 の過去について語り、解決の糸口を探ろうとします。唐立奇は、当時失踪した彼氏が沈清源 だったことを知ります。
杜凌楓は、沈清源 が自責の念から逃げ出すことを心配し、皆で手分けして探すことを提案します。しかし、沈清源 は見つかりません。唐心 は部屋で沈清源 との思い出に浸り、涙を流します。そこへ江一天から電話があり、沈清源 が見つからないことを告げられます。警察に届け出ることができないため、皆は自力で捜索を続けます。
唐心 は、沈清源 が二人の家に帰っているかもしれないと考えますが、どの部屋にも彼の姿はありません。幻の中で、沈清源 が「小熊会いたかった」と微笑む姿を見ますが、現実は空っぽの部屋で、彼女をさらに悲しませます。
一方、石暁辞 と杜凌楓は車で捜索し、人気のない道端で沈清源 を発見します。杜凌楓は彼を連れ戻そうとしますが、沈清源 は動きません。石暁辞 は、沈清源 が唐心 を避けていることを見抜き、唐心 が見つけられない場所に連れて行くと告げ、沈清源 は同行を承諾します。
杜凌楓はこっそり唐心 にメッセージを送り、沈清源 の居場所を伝えます。唐心 は沈清源 のためにコーチに休暇を願い出て、沈清源 の試合に影響を与えたことを謝罪します。コーチは唐心 を責めず、沈清源 を説得して治療に戻るよう頼みます。コーチは丁芳から沈清源 の状況を聞き、唐心 が去った後、沈清源 の父親に連絡します。
沈清源 は試合での異常なパフォーマンスにより、チームメイトに追い抜かれ、メディアは唐心 が原因だと非難します。唐心 は再び世間の注目を浴びますが、気にせず冬ナツメを連れて急いで去ります。多くの人が彼女を指差しますが、彼女は無視して周祖光のオフィスへ向かいます。
唐心 は周祖光に叱られると思っていましたが、彼は彼女を責めず、彼女の決断を支持し、弁護士を通じてメディアを黙らせると約束します。さらに、彼は唐心 の休暇を全て有給にすると告げます。唐心 は周祖光の仮応に驚き、深く感謝します。
沈清源 に会いに行く途中、唐心 は丁芳に電話し、どうすれば沈清源 を説得できるか尋ねます。丁芳は、真心で向き合うように助言し、彼女だけが沈清源 を連れ戻せると信じています。運転手はスピードを上げようとしますが、唐心 は通常通り運転するように言います。
目的地に到著した唐心 は、大声で沈清源 の名前を呼びます。声を聞いた沈清源 は最初は信じられませんが、声が近づくにつれて慌ててベッドの下に潜り込み、ドアを閉めます。唐心 はドアの前で力なく座り込み、沈清源 と良い話がしたいと願います。この日の捜索で心身ともに疲弊した彼女を見て、沈清源 はついにドアを開けます。
唐心 は仕方なくベッドの下に潜り込み、以前の写真やプレゼントを取り出し、沈清源 の記憶を呼び覚まそうとし、彼が自分を愛していたことを証明しようとします。沈清源 はこれに向き合うことができず、唐心 を見ることもできません。唐心 が風邪で咳き込むと、沈清源 は慌てて彼女に布団をかけます。唐心 は彼のそばで眠りにつきます。
翌朝、唐心 は目を覚ますと、沈清源 がずっと彼女の世話をしていたことに気づき、喜びます。しかし、沈清源 は再び逃げようとし、唐心 は心の苦しみを理解し、こっそり丁芳に電話して助けを求めます。
第34話の感想
「元カレはツンデレ名射手~彼女のハートを射抜け!~」第34話は、視聴者の心を揺さぶる回でした。沈清源 の失踪と、彼を必死に探す唐心 の姿は、見ていて胸が締め付けられます。特に、唐心 が幻覚の中で沈清源 の姿を見てしまうシーンは、彼女の深い悲しみと愛情が伝わってきて、涙なしには見られません。
また、沈清源 が過去のトラウマと向き合えず、唐心 から逃げようとする姿も、もどかしく、切ないです。しかし、最終的に唐心 の真心が彼に届き、二人が再び心を通わせる場面は感動的でした。
ただ、沈清源 の抱える問題は依然として解決しておらず、二人の関係が今後どうなっていくのか、不安と期待が入り混じった複雑な気持ちになります。周囲の人々の支えや、唐心 の献身的な愛が、沈清源 を救うことができるのか、次回の展開から目が離せません。
つづく