唐心 と沈清源 は一緒に南江へ行く。ステル社が沈清源 のために特注した拳銃は金色で、唐心 はこの情報を周祖光に報告する。金色はどの国でも基本的に光を象徴し、この色に彼らも満足していた。周祖光は電話を切った後、丁芳に考えを聞く。丁芳は以前は誤解があったと感じていたが、今は互いに手放し、新たな選択をする機会を与えるべきだと考えていた。周祖光は丁芳の要求を受け入れ、丁芳が用意した離婚協議書に署名する。丁芳は涙をこらえ、周祖光に感謝を伝える。周祖光は少しリラックスした様子で、丁芳の笑顔が一番美しいと褒める。丁芳も周祖光に、健康のためにジムに通うことを勧める。二人はまるで長年の友人のようだった。
杜凌楓は車で唐心 と沈清源 をホテルに送るが、その道中、二人のラブラブぶりに終始当てられる。その後、唐心 と沈清源 は一緒に街を散策し、幸せそうな様子を見せる。屋台の主人は唐心 がうさ耳のカチューシャを付けているのを褒め、半額と書かれているのを見て、沈清源 からのプレゼントは半分の気持ちだと考える。唐心 の提案で、沈清源 にも熊耳のカチューシャを付ける。二人はアイスクリームを食べながら手を繋いで歩き、小さな男の子が風車を持って二人の間を走り抜ける。唐心 と沈清源 はやんちゃな男の子を避けようとするが、男の子が離れた後、沈清源 は再び唐心 の写真を撮る。
男の子は笑いながら道路の端まで走って行き、そこへ一台の車が近づいてくる。写真を撮っていた唐心 は突然男の子に気づき、アイスクリームを放り投げて駆け寄る。男の子は怖がって泣き出し、沈清源 もこの光景を見て慌てて追いかける。沈清源 は唐心 を抱きかかえて車を避け、唐心 は男の子をしっかりと抱きしめ、三人は一緒に道端に倒れ込む。
男の子の両親は声を聞きつけて慌てて駆け寄り、車の運転手も降りてきて状況を確認する。唐心 と男の子は無事だったが、沈清源 は突然目の前がぼやける。過去の状況を思い出し、沈清源 は山を下りたが、唐心 を一人で山に残すのが危険だと心配して引き返したところ、車に轢かれてしまったのだった。
幸いにも全員無事であり、子供の母親は沈清源 に特に感謝する。沈清源 は唐心 に、当時の状況を思い出したこと、唐心 を探しに戻って事故に遭ったことを嬉しそうに伝える。唐心 はずっと沈清源 を信じており、沈清源 が思い出したことでさらに喜び、沈清源 は唐心 を背負って嬉しそうに走る。心のつかえも完全に取れた。
沈清源 と石暁辞 が練習をしている時、杜凌楓と唐心 は入り口でどちらが強いか言い争いを始める。沈清源 は二人の口喧嘩を見て、唐心 を自分の後ろに引き寄せ、応援するように言う。杜凌楓も一緒に応援しようとするが、石暁辞 にドアの外に閉め出されてしまう。負けず嫌いの杜凌楓はドアにへばりついて応援を続ける。
沈清源 は心の中で少し緊張していた。オリンピックの出場権を獲得してこそ、唐心 との関係をさらに進展させることができる、これは当時唐心 が言ったことだった。唐心 は沈清源 の寝顔を見て、彼のそばに寄り添い、手をしっかりと握る。
翌日、唐心 は沈清源 を試合に送り出す。鋭直播も放送権を獲得し、唐立奇と海雅チームの全員がやってくる。唐立奇は新しい機材を持ってきて撮影し、張コーチは皆を連れて沈清源 を応援しに来た。張コーチは沈清源 にリラックスするようにアドバイスし、皆の応援を受けて沈清源 は気分が良くなる。唐心 も限られた時間の中で沈清源 に会いに来て、沈清源 は非常に喜ぶ。
生放送が始まる時、唐心 は張コーチと杜凌楓にインタビューをする。試合が始まり、選手たちはそれぞれの位置につき、唐心 は心の中で沈清源 を応援する。
第39話の感想
「元カレはツンデレ名射手~彼女のハートを射抜け!~」第39話は、感動とハラハラ、そして甘酸っぱい展開が盛りだくさんでした。
まず、唐心 と沈清源 の南江でのシーン。二人の距離が縮まり、幸せそうな姿が見ていて微笑ましかったです。特に、お揃いのカチューシャを付けるシーンや、アイスクリームを食べるシーンは、二人の仲の良さが伝わってきました。しかし、そんな幸せな時間に突然の事故。沈清源 が過去の記憶を取り戻すきっかけとなる重要なシーンでしたが、唐心 と男の子を助けるために身を挺する姿に感動しました。
また、周祖光と丁芳の離婚シーンも印象的でした。お互いを思いやりながらも、別れを選ぶ二人の姿は切なかったです。長年の友人同士のような会話から、二人の間にあった深い愛情と信頼関係を感じました。
つづく