前半戦が終わり、沈清源 は順調に勝ち進み、暫定7位につけます。外国選手たちは沈清源 を敵視しており、唐心 は彼らが恨みを抱くのではないかと心配します。仲間たちも沈清源 を応援し、彼が必ず優勝すると信じています。
新たな試合が始まりますが、沈清源 はまたも7番手となり、唐心 は不安を覚えます。しかし、唐立奇は沈清源 のラッキーナンバーは7だから心配ないと言います。ところが、ある選手が試合の一時停止を要求し、沈清源 が精神安定剤を使用したと訴えます。検査の結果、沈清源 の潔白が証明されます。
沈清源 は、身辺の選手に目をやり、何が起こったのかを察します。休憩中、彼は水を飲もうとしますが、異常に気づいて手を止めます。そこへ唐心 が水を持って現れ、自分は沈清源 の「宝箱」だと自称し、沈清源 は笑顔を見せます。
試合に戻った沈清源 ですが、今度は銃の故障に見舞われます。審判の検査の結果、故障が認められ、再試合が許可されます。沈清源 は簡単に銃を修理し、安定したパフォーマンスを見せ、順位を4位に上げます。
競技者は次第に減り、上位3名が残ります。沈清源 もその中に残り、一発一発が綱渡りのような緊張感の中、競技は進みます。最終的に2名が残り、激しい競争の末、沈清源 は新しい銃に徐々に慣れてきたことが唐心 にも分かります。2位の選手が緊張のあまり、沈清源 の的に当ててしまい、沈清源 は最後の1発を撃たずとも勝利が決まりますが、彼は10点を獲得し、見事優勝を飾ります。会場は熱狂に包まれます。
メディアは唐心 にもインタビューし、二人の出会いについて尋ねます。唐心 は、最初の出会いは学生時代、二度目は沈清源 が記憶を失った後だと語り、複雑ながらも二人はいつもお互いを見失わなかったと答えます。鋭直播のリーダーである周祖光もインタビューを受け、自身の恋愛について語ります。彼は過去の恋愛から多くを学び、幼稚だった自分が今は成熟したと述べ、成熟した自分で彼女を再び追いかけたいと希望を語ります。画面の前の丁芳は笑顔でインタビューを見ています。
皆が沈清源 のオリンピック選抜の結果を待ちわびる中、コーチから選抜されたことが発表され、一同は歓喜します。沈清源 は唐心 の手を取り走り出し、杜凌楓は石暁辞 にできるだけ早く結婚して子供を作ろうと提案します。
沈清源 は唐心 に、自分が先に彼女を好きになったことを確信したと伝えます。ある時、教室の入り口で、唐心 がポスターの懐中時計を欲しがっているのを見かけ、沈清源 は彼女のためにそれを買いますが、お金が足りず、残りの金額を払うために掃除をさせられたエピソードを語ります。唐心 を呼び出してプレゼントを渡そうとした矢先に、あの事故が起こってしまったのでした。沈清源 は修理した懐中時計を唐心 に贈り、片膝をついて、用意していた指輪を差し出し、プロポーズします。
唐心 は指輪を受け取り、沈清源 に抱きしめられ、感動の涙を流しながらも、幸せそうな笑顔を浮かべます。
最終回の感想
「元カレはツンデレ名射手~彼女のハートを射抜け!~」の最終回は、まさにハッピーエンドと呼ぶにふさわしい結末でした。沈清源 が競技中に様々な困難に見舞われながらも、最後には見事優勝を勝ち取る姿は、手に汗握る展開で目が離せませんでした。特に、銃の故障や精神安定剤使用疑惑など、次々と降りかかる試練を乗り越えていく姿には、彼の射撃に対する情熱と、唐心 への深い愛情を感じました。
競技シーンだけでなく、二人の恋愛模様も感動的でした。沈清源 が過去の記憶と向き合い、唐心 への想いを再確認し、プロポーズするシーンは、これまでの二人の関係性の集大成とも言えるでしょう。唐心 が涙を流しながらも笑顔でプロポーズを受ける姿は、視聴者の心を温かくしてくれました。
また、周祖光が過去の恋愛を振り返り、成長した姿を見せたことも印象的でした。彼が丁芳との関係を修復しようとする姿は、このドラマが単なる恋愛ドラマではなく、登場人物たちの成長物語でもあることを示しています。