丁雲斉は無双にキスをし、二人は恋人同士になります。無双は長い間待ち望んでいた想いが葉い幸せを感じますが、同時に、師匠の周裘海と丁雲斉が対立することを心配します。
丁雲斉は無双に、昆崙墟を見つけた後、五門を解散し、無双が自由になることを望んでいると約束します。彼は、無双の母親の過去を知り、無双には同じ道を歩んでほしくないと思っています。丁雲斉は天官としてではなく、普通の男として無双と結婚したいと考えています。しかし、無双は師匠が年老いてから昆崙墟を探すことを提案しますが、一度始まったことは止められないとも感じています。
一方、駱雲松は楚風鈴が丁雲斉を好きなのではないかと疑います。無双は師匠の周裘海が残したサインを見つけ、丁雲斉に内緒で周裘海に会いに行きます。周裘海は無双に、坤閣に昆崙墟の秘密があると伝え、丁雲斉をそこへ誘導するように示唆します。
黒羽隊は発丘の者たちが密かに尾行していることに気づき、周裘海の計略ではないかと疑います。楚風鈴は丁雲斉に無双が周裘海と会ったのかと問い詰めますが、丁雲斉は自分が無双に会うように言ったと庇います。
その後、無双は自分が周裘海に送り込まれたことを告白し、発丘の弟子たちが尾行していたのは、駱雲松を信用していないため、丁雲斉を守るためだったと説明します。丁雲斉は無双の正直さに安心し、二人の絆はさらに深まります。無双は等坤閣のことを丁雲斉に話し、二人は一緒に探索することにします。
無双は楚風鈴の変化に気づき、彼女と話をします。楚風鈴は御風宮で見つかった手がかりについて無双から聞き出そうとしますが、無双は見たことだけを伝え、昆崙墟を探すのを諦めるように忠告します。しかし、楚風鈴は権力こそが無敵であると考え、昆崙墟を探す決意を固めます。
最後に、駱雲松は道人に関する情報を丁雲斉に共有し、道人門派は昆崙墟を守る人々かもしれないと分析します。道人門派は世俗を離れ、弟子は全て女性で、夫も子供もいないため、財産を必要としないという噂です。丁雲斉は等坤閣について言及し、駱雲松の仮応から彼が何かを知っていると判断します。駱雲松は等坤閣が昆崙墟への入り口である可能性を知っていましたが、正確な場所は知りませんでした。丁雲斉が等坤閣の正確な場所を指摘すると、駱雲松は驚き、一緒に等坤閣に入る許可を求めますが、彼が探しているのは昆崙墟ではありません。
第22話の感想
「天官の継承者 ディン・ユンチー」第22話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。まず、丁雲斉と無双がついに想いを確かめ合い、恋人同士になったことに胸が熱くなりました。無双の長年の想いが報われて本当に良かったです。しかし、同時に師匠である周裘海との関係や、昆崙墟を巡る争いなど、二人の前には多くの困難が待ち受けていることが示唆され、今後の展開から目が離せません。
また、楚風鈴の心情の変化や、駱雲松の推理など、他の登場人物たちの動きも見逃せません。特に楚風鈴は、権力への渇望を露わにし、無双との友情に亀裂が生じるのではないかとハラハラさせられました。それぞれの思惑が絡み合い、物語はますます複雑になっていく予感がします。
そして、物語の鍵を握る「等坤閣」の存在が明らかになり、いよいよ昆崙墟の謎に迫っていく展開にワクワクが止まりません。駱雲松が等坤閣について何かを知っている様子も気になります。
つづく