熱烈な恋愛中の二人は、いつも一緒にいたいと思うもの。いつの間にか、二人はお互いの生活に深く入り込んでいた。安心して相手に宅配便の受け取りを頼んだり、何でも共有したいと思うようになる。しばらく会えないだけで、一日千秋の思いだ。
安然は実家に帰り、言樾は一人寂しく過ごしていた。考えた末、言樾は安然を驚かせようと、彼女の実家へ向かう。しかし、マンションの下に著いても、安然の電話はつながらない。途方に暮れていたところ、言樾は足の不自由な叔父さんに出会う。言樾は彼を家まで送り届けた。
安然が帰宅すると、母親から彼氏がいないことを責められる。これに腹を立てた安然は、彼氏ができたら仰天するでしょうね、と仮論する。母親は、ソファでだらけている娘を見て、彼氏ができるようには見えないと呆れる。その時、玄関から声が聞こえ、安然が確認すると、なんと 言樾と父親が一緒に帰ってきた。安然は驚きのあまり目を見開く。
言樾が安然より6歳年下だと聞き、安然の両親は当初、二人を良く思わなかった。しかし、言樾は自分の能力で両親の態度を変えさせた。安然も母親に、言樾は年下だが、様々な面で優れており、時には自分よりも大人びていると本心を打ち明ける。安然の言葉を聞き、母親は安心する。ちょうどその時、言樾が出演するバラエティ番組が放送され、家族はテレビを囲み、団欒の夜を過ごした。
胡英俊もまた、悩みを抱えているようだ。以前は、白夢瑶からよく遊びに誘われていたのに、今では普通の会話さえしたがらない。言樾は、胡英俊がいつから白夢瑶の態度を気にするようになったのか理解できない。相手が一瞬ためらったのを見て、言樾は異常を察知する。胡英俊は白夢瑶のことを気にしているのだ！言樾に指摘され、胡英俊も白夢瑶への気持ちを疑い始める。このほのかな喜びは、まるで子猫のようで、胡英俊の心をくすぐる。彼は白夢瑶との交流を思い返し、自分の本当の気持ちを探ろうとするが、何も手がかりは得られない。
一方、白夢瑶は何をしていても、胡英俊のことを思い出してしまう。運動後、彼女は何かに導かれるようにSNSを更新し、内心何かを期待していた。暇を持て余していた胡英俊は、偶然白夢瑶の投稿を見つけ、すぐに彼女がいるボクシングジムへ向かう。胡英俊が本当に来たことに白夢瑶は喜ぶが、顔には出さず、彼が自分にかなうはずがないとからかう。
胡英俊は急にやる気を出し、白夢瑶を見返そうとボクシングの練習に励む。数日間練習した後、自信満々で白夢瑶に会いに行き、実力を見せつけようとする。しかし、二人が始める前に、無礼な男が現れる。男は白夢瑶を突き飛ばし、謝罪もしない。胡英俊は白夢瑶のために立ち上がり、ボクシング場で男と勝負する。
第15話の感想
「25時間恋愛」第15話は、それぞれのカップルに進展があり、見どころ満載でした。安然と 言樾は、家族公認の仲となり、安定した関係を築きつつあります。特に、言樾が安然の両親に認められるシーンは、彼の誠実さが伝わってきて、見ていて安心感がありました。
一方、胡英俊と白夢瑶の関係は、急展開を迎えました。今まで友達以上恋人未満だった二人が、お互いの気持ちを確かめ合い、ついにカップルに！ボクシング対決を通じて、男らしさを見せた胡英俊と、素直になれた白夢瑶。二人の初々しいやり取りに、思わずキュンとしてしまいました。
つづく
