雪晴せつせい雲嬌うんきょうに、鎮国公ちんこくこうが実の父親であると告げます。当然、雲嬌うんきょうは信じられません。さらに雪晴せつせいは、慕容蔵ぼようぞうもその事実を知っていると告げ、証拠の手紙を雲嬌うんきょうに渡します。自分が郡主であったという事実に、雲嬌うんきょうは衝撃を受けます。

雲嬌うんきょうはその場を去ろうとしますが、雪晴せつせいは「今の自分は全て雲嬌うんきょうのもの」だと言い、郡主の身分などいらない、慕容蔵ぼようぞうのそばにいたいと願う雲嬌うんきょうの気持ちを揺さぶります。雪晴せつせいは、慕容蔵ぼようぞう雲嬌うんきょうの身分を知りながら近づき、彼女を利用して鎮国公ちんこくこうを脅迫し、最終的には雲嬌うんきょう鎮国公ちんこくこうを殺させようとしているのだと告げます。

一方、慕容蔵ぼようぞうは祠堂で両親の位牌を前に復讐を誓いますが、雲嬌うんきょうへの想いに葛藤していました。彼は雲嬌うんきょうの本当の身分を知りながら近づき、最初は利用するつもりでしたが、今はそうしたくないと思っています。慕容蔵ぼようぞうは銅銭を投げて雲嬌うんきょうへの態度を決めようとしますが、結果を見る前に、雲嬌うんきょうが戻ってきてすぐに倒れてしまいます。慕容蔵ぼようぞうは慌てて雲嬌うんきょうを運び、彼女はすぐに目を覚まします。

雲嬌うんきょう慕容蔵ぼようぞうに、自分への気持ちを尋ねますが、慕容蔵ぼようぞうは答えずに立ち去ろうとします。雲嬌うんきょう慕容蔵ぼようぞうへの愛を告白し、彼に口づけします。慕容蔵ぼようぞうは涙をこらえ、雲嬌うんきょうは彼を「臆病者」と呼び、背を向けて去ろうとします。しかし、二歩ほど歩いたところで、慕容蔵ぼようぞう雲嬌うんきょうを引き寄せ、深く口づけを交わすのでした。

第18話 感想

「翡翠の恋~占いから始まるロマンス~」第18話は、怒涛の展開と切ないロマンスが絡み合い、目が離せませんでした。雲嬌うんきょうが自分の出生の秘密を知り、さらに慕容蔵ぼようぞうの真意を疑うようになる過程は、見ていて胸が痛かったです。特に、慕容蔵ぼようぞうが祠堂で葛藤するシーンは、彼の複雑な心情が伝わってきました。

雲嬌うんきょう慕容蔵ぼようぞうに愛を告白し、口づけするシーンは、二人の気持ちが通じ合ったように見えましたが、慕容蔵ぼようぞうの涙と「臆病者」という言葉が、その後の展開を暗示しているようで、切なさが募ります。最後に慕容蔵ぼようぞう雲嬌うんきょうを引き寄せ、口づけを交わすシーンは、情熱的でありながらも、どこか悲しげで、二人の未来がどうなるのか、ますます気になります。

つづく