雲嬌は慕容蔵の身の回りの世話をする太監となり、慕容蔵の行くところには常に付き従うことになった。ある日、慕容蔵が輿から降りると、雲嬌は彼を支えた。その時、玉の腕輪を通して女性が水に落ちたことを感じ取るが、慕容蔵は迷わず水に飛び込み彼女を助けた。慕容蔵が水から上がると、雪晴が媚びるような表情で挨拶をしてきたが、慕容蔵は全く相手にせず、その場を去った。
雪晴は慕容蔵のそばにいるのが雲嬌であることが気に食わず、彼の隣にいるべきは自分だと強く思っている。雲嬌は雪晴を見てすぐに、慕容蔵が助けた女性だと気づいた。雪晴は雲嬌がこの日、無事に皇宮を出られないように企んでいた。
皇帝が慕容蔵を呼び出したのは、雪晴の縁談について話すためだった。皇帝らは縁談を利用して、皇帝の権力を奪おうと画策している。雲嬌は富貴と一緒に門の前で慕容蔵を待っていたが、富貴が突然トイレに行くことになり、雲嬌は一人残された。そこに雪晴の侍女が、雪晴が雲嬌と話したがっていると偽って彼女を呼びに来た。雲嬌は呼ばれた場所へ向かうと、嫌な予感がした。そこはちょうど川辺だった。
雲嬌が到著すると、雪晴は彼女が遅れてきたことを責めた。雲嬌は雪晴がわざと自分を困らせようとしていることを見抜いていた。雪晴は雲嬌に熱いお茶を飲むように強要したが、雲嬌は拒否し、お茶を床にこぼした。さらに、慕容蔵からその場を離れないように言われていると告げた。雪晴はわざと自分のかんざしを水中に落とし、雲嬌に拾ってくるように命じた。雲嬌は抵抗しようとしたが、侍女に足をかけられ湖に蹴り落とされてしまう。幸い、雲嬌は泳ぎが得意だった。ちょうどその時、慕容蔵が富貴と会うために現れ、雲嬌がいないことに気づき、二人は慌てて探し始めた。
雲嬌は最初、慕容蔵の名前を叫んで助けを求めたが、雪晴は怒って石を拾い、雲嬌に投げつけた。雲嬌はすぐに意識が朦朧としてきた。その時、慕容蔵が現れた。雪晴は自分の計略がばれることを恐れ、わざと水に飛び込み、慕容蔵に助けを求めた。しかし、慕容蔵はすでに雲嬌が水中に沈んでいくのを見ていた。彼はためらうことなく雲嬌を助け出し、口づけをした。その際、雲嬌の玉の腕輪は湖に落ちてしまった。
第5話の感想
第5話は、ハラハラドキドキの展開でした!雲嬌が慕容蔵の太監となり、常に一緒にいることになったことで、二人の距離が縮まるかと思いきや、雪晴の嫉妬と策略によって雲嬌が危険な目に遭うシーンは見ていて辛かったです。特に、雪晴が雲嬌を湖に突き落とし、石を投げるシーンは、彼女の悪意が露わになっていて、本当に腹立たしかったです。
しかし、慕容蔵が迷わず雲嬌を助け出し、口づけをするシーンはロマンチックで、二人の間に特別な感情が芽生え始めていることを感じさせました。ただ、雲嬌の玉の腕輪が湖に落ちてしまったことで、今後の展開に波乱が起こりそうな予感がします。全体的に、雪晴の悪役ぶりが際立つ一方で、慕容蔵の優しさと雲嬌への想いが垣間見える、スリリングかつ胸キュンな回でした。
つづく