ストーリー
現代の自由奔放な脚本家・呉琳(ウー・リン)は、親友のために恋愛小説を書き直すことになります。しかし、彼女はその小説の女性キャラクターたちが、愛のために自我を失い、互いに争う姿に嫌気がさしていました。物語の方向性を変えようとした彼女は、なんと小説の世界に迷い込み、自分が最も嫌っていた城主夫人・呉玉琳(ウー・ユーリン)に憑依してしまいます。
元の呉玉琳は、わがままで傲慢、幼馴染の宋奕(ソン・イー)を城主の座につけるため、権力争いに明け暮れていました。しかし、憑依後の呉琳はそんな生活にうんざり。権力闘争には興味を示さず、現実世界に戻る方法を模索しつつ、物語を現代風にアレンジしていきます。
一方、東臨城の城主・宋巍(ソン・ウェイ)は、以前の呉玉琳の行動に嫌気がさし、彼女を避けていました。しかし、ある刺客による襲撃事件の後、呉玉琳の性格が豹変したことに気づきます。わがままさは消え、時には可愛らしく、時には機転を利かせる彼女に、宋巍は次第に惹かれていきます。
宋巍の弟である宋奕は、かつて呉玉琳と愛し合っていましたが、彼女が城主夫人となったことで兄に恨みを抱き、城主の座と呉玉琳を奪還しようと企んでいました。しかし、小説の世界に憑依した呉琳は宋奕の計画に協力せず、宋巍との間に愛情を育んでいきます。この予期せぬ展開に、宋奕は複雑な三角関係に陥ります。
呉琳は、現実世界に戻る方法を探しながら、他の側室たちの背景を知る立場を利用し、彼女たちと城主夫人との対立を巧みに解消し、友情を築いていきます。例えば、妊娠中の側室を守ったり、美容の知識を教えたり、女将軍になる夢を応援したりします。
宋奕の陰謀により、城主が絶体絶命の危機に陥った時、呉琳は側室たちと協力して宋巍を救います。最終的に、宋奕の陰謀は失敗に終わり、宋巍は兄弟の情から宋奕を処刑せず、遠方へ追放するにとどめます。
呉琳は物語の結末を書き換え、登場人物たちを救うことに成功します。全てを終えた後、彼女は意識を失い、目を覚ますと現実世界の自分のベッドに戻っていました。そして、書きかけの原稿は完成していたのでした。
全24話ネタバレ
キャスト、登場人物

呉玉琳(ウー・ユーリン)

宋巍(ソン・ウェイ)
朱致霊(チュー・ジーリン)

宋奕(ソン・イー)
金禹伯(ジン・ユーボー)