余美人は、父親の兵糧輸送を助けたいものの、後宮の女性は政治に関与できない規則に悩んでいました。それを見た呉玉琳は、余将軍への迫害に罪悪感を抱いており、余美人に策を授けます。
翌日、余美人は城主・宋巍に謁見し、詳細な計略を説明します。女性の政治参加に慎重だった宋巍も、余美人の計略を聞き、尤勇と共に彼女を賞賛します。宋巍は、この計画が余将軍に休息が必要であることを示していると考えました。余美人はある要求をし、宋巍はそれを予期しており、誰が裏で指示したのか尋ねます。呉玉琳だと知り、宋巍は微笑みます。
一方、呉玉琳と緑萝は男装して街へ出かけます。そこで、関秋楼の舒捨予が投げる繡球に当たり、幸運な客として部屋に招かれます。舒捨予は幼い頃から才能豊かでしたが、騙されて関秋楼に来てしまいました。しかし、芸は売っても身は売らないという信念を貫いています。原作では、彼女は宋巍の正妻となる人物です。
その時、酔っ払いが部屋に乱入し、舒捨予に絡みます。呉玉琳は熱いお茶を使って酔っ払いを撃退します。悲鳴を聞きつけた警備が駆けつけますが、舒捨予は酔っ払いを追い出し、費用は自分が負担し、今後関秋楼に来ないよう警告します。酔っ払いは怒り、呉玉琳に殴りかかろうとします。
帰宅後、呉玉琳と緑萝は昼間の出来事を話し合い、余美人を助ける方法を模索します。彼女たちは、現状を変えるには知恵と勇気だけでなく、真に影響力を持つ人に働きかける必要があると痛感します。呉玉琳は、不必要な疑念や敵意を招かないよう、より慎重に行動しなければならないと決意します。夜が更けるにつれ、呉玉琳と緑萝は次の行動計画を立て始め、正義と友情のために更なる努力をすることを誓います。彼女たちは、粘り強く続ければ、必ず解決策を見つけ、皆に希望と光をもたらせると信じています。この夜は、呉玉琳と緑萝にとって、挑戦と機会に満ちた転換点となります。彼女たちは、確固たる信念を持って、これから起こる全てを受け入れる覚悟を決めます。これからの日々で、彼女たちはさらに多くの予期せぬ状況に遭遇しますが、どんなに困難な道でも諦めず、勇敢に目標に向かって進んでいきます。今回の経験を通して、彼女たちは正義を追求する上で、団結と知恵が最も重要な武器であることを学びます。物語が進むにつれて、視聴者は彼女たちがどのように困難を克服し、目標を達成していくのかを目撃することになります。
第10話の感想
第10話は、策略と人間関係が絡み合い、見どころ満載でした。余美人が父親のために抱える苦悩と、それを助けようとする呉玉琳の友情が深く描かれています。特に、呉玉琳が余美人に策を授け、宋巍に謁見するシーンは緊張感がありました。宋巍が女性の政治参加に慎重ながらも、余美人の計略を認めざるを得ない展開は、彼女の知略の高さを示しています。
また、呉玉琳と緑萝が男装して街に出るシーンは、物語に軽快なリズムを与えています。舒捨予との出会いや、酔っ払いとの騒動など、ハラハラドキドキの連続でした。舒捨予が芸妓でありながらも誇り高く生きる姿は印象的です。
つづく