呉玉琳は男装して屋敷を抜け出そうとしますが、門は開かず、木登りや塀越えも失敗。そこへ宋巍が現れ、どこへ行くのかと尋ねます。呉玉琳は朝の鍛錬だとごまかしますが、宋巍は彼女を壁際に追い詰め、自分に賄賂を渡せば外出を許すかもしれないと迫ります。しかし、宋巍は具体的な要求を口にできず、呉玉琳を抱きしめて優しく口づけをします。彼女が自害しない限り、外出も何をするのも許すと約束し、呉玉琳は外出許可を得ますが、キスされたことに動揺を隠せません。
呉玉琳が関秋楼の入り口に著くと、何者かに黒い袋をかぶせられ連れ去られます。一方、宋巍は呉玉琳の侍女である緑萝を訪ね、最近の呉玉琳の様子を尋ねます。緑萝は、呉玉琳が舒捨予と知り合い、親しく話していることを明かしますが、宋巍に今日が何の日か聞かれると、知らないと嘘をつきます。
呉玉琳を連れ去ったのは宋奕の部下でした。宋奕は宋巍が呉玉琳を好きなことを知っており、呉玉琳も城も自分のものだと不敵な眼差しを向けます。呉玉琳は宋奕の冷酷さに気づき始めます。
呉玉琳は舒捨予に会いに行こうとしますが、宋奕はそれを製し、代わりに自分が舒捨予に会いに行きます。宋奕は舒捨予の身請け金を払い、呉玉琳に会わせると約束します。舒捨予は呉玉琳を情に厚い人物だと信じ込みます。
呉玉琳が家に帰ると門は閉ざされており、いくら叩いても誰も開きません。仕方なく、彼女は塀を乗り越えて中に入ります。
第14話の感想
第14話は、呉玉琳と宋巍、そして宋奕の関係が大きく動いた回でした。呉玉琳は宋巍にキスをされ動揺しつつも、屋敷を抜け出すことに成功。しかし、宋奕の策略により、物語は新たな展開を見せ始めます。宋巍の呉玉琳への想い、宋奕の野望、そして呉玉琳自身の心の変化が絡み合い、目が離せません。特に、宋奕の登場によって、呉玉琳と宋巍の関係に暗雲が立ち込める予感がします。また、緑萝の嘘や、舒捨予の存在も今後のストーリーに大きく関わってきそうで、次回の展開が非常に気になります。
つづく