呉玉琳は侍女の緑萝と街を散策中、王美人とその母親に出くわします。王美人自身は善良な性格ですが、母親には逆らえません。母親は王美人に、呉玉琳に情けをかけないよう強く言い聞かせます。王夫人は呉玉琳に嫌がらせをしようとしますが、呉玉琳はそれをかわし、逆に王夫人が転んでしまいます。王夫人は呉玉琳のせいだと騒ぎ立てますが、呉玉琳は王美人の姉が逃げたために王美人が身代わりで嫁いできたことを指摘し、さらに城主の宋巍が来ると脅し、王夫人を退散させます。
その後、呉玉琳は宋奕と密会します。宋奕は呉玉琳の幼馴染で、以前から城主の座を奪う計画を立てており、密道の存在をほのめかします。しかし、呉玉琳は記憶がなく、許兮兮が加えたストーリーではないかと疑います。
そこへ宋巍が現れ、呉玉琳は慌ててその場を離れます。宋巍は宋奕を問い詰め、刺客について尋ねますが、宋奕は自分が兵を率いて守ると申し出ます。しかし、宋巍はそれを断り、宋奕に前線で戦う尤将軍の援護を命じます。
第3話の感想
第3話では、呉玉琳が王美人母娘とのいざこざを乗り越え、宋奕との関係や宋巍の思惑など、物語が大きく動き出す様子が描かれました。王夫人をやり込めるシーンでは、呉玉琳の機転と度胸が光り、スカッとする展開でした。一方、宋奕との密会は、今後の波乱を予感させます。宋奕の言う「密道」や城主の座を奪う計画は、呉玉琳が知らないことばかりで、ミステリアスな要素も加わりました。また、宋巍が宋奕に抱く感情も気になるところです。兄弟の間に何があったのか、過去のエピソードも知りたくなります。緑萝との会話で、呉玉琳が記憶を取り戻しつつあるような描写もあり、今後の展開から目が離せません。
つづく