呉玉琳は以前、宋奕と愛し合っていましたが、家族の意向で城主との結婚を強いられました。彼女は命を絶とうとしましたが、後に宋奕のために東臨城を奪還することを誓います。宋奕は呉玉琳に抜け道の鍵を渡しましたが、今の呉玉琳は以前とは異なり、抜け道の場所が分かりません。さらに、この抜け道が彼女を元の世界に戻すことができるのではないかと疑い始めます。
辰美人は呉玉琳に牛乳酥を贈ります。牛乳酥は呉玉琳が服用している漢方薬と一緒に摂取すると毒になると言われており、辰美人は呉玉琳を亡き者にして、城主の寵愛を独り占めしようと企んでいました。呉玉琳は直接、辰美人のもとへ行き、牛乳酥と漢方薬を一緒に摂取しても死ぬことはなく、そもそもまだ漢方薬を飲んでいないことを伝えます。
呉玉琳は辰美人の厚化粧を見て、化粧をしてあげることを提案します。時間をかけて化粧を施し、辰美人を美しく変身させました。同時に、呉玉琳は辰美人に、一人の男のために女性同士で争うべきではないと忠告します。
喉が渇いた呉玉琳は、侍女の緑萝に連れられて外の茶屋へ行きます。以前は苦いお茶が好きでしたが、今の呉玉琳は全く好まず、現代のミルクティーが恋しくなります。屋敷に戻ると、呉玉琳は使用人全員にミルクティーの材料を探すように命じます。皆を外出させた後、呉玉琳は宋奕を招いてミルクティーを振る舞い、抜け道の場所を聞き出そうと考えます。
その頃、宋巍は宋奕と話をしていました。宋巍は宋奕に、戦の際に千人以上の兵の行方が分からなくなったことを問いただします。しかし、宋奕は宋巍のために戦ってきたのに疑われることに不満を抱き、兄弟の間には不穏な空気が流れます。そこへ緑萝が宋奕を訪ねてきますが、宋巍もいることに気づき、呉玉琳が宋巍にお茶を振る舞いたがっていると伝えます。
『奥さまは悪女~城主が愛した花嫁の秘密~』第4話 感想
第4話では、呉玉琳が現代に戻る手がかりを探しつつ、城内での生活を少しずつ楽しんでいる様子が描かれました。辰美人とのやり取りでは、彼女の機転と優しさが垣間見え、ただの悪女ではないことが分かります。
ミルクティーを作ろうとする場面は、現代の知識を活かそうとする呉玉琳のユニークな一面が魅力的でした。しかし、宋奕との関係や、宋巍の不審な動きなど、サスペンス要素も健在で、物語の展開から目が離せません。
つづく