深圳に初めて来た斉頌は、現地の名物料理である海鮮の刺身に興味津々。しかし、その値段は高く、姜小果の経済状況では厳しいことを知る。そんな中、職場の先輩であるワンさんがインターンに役立つ情報をグループチャットで共有するが、小果はワンさんとの競争関係を斉頌に語る。二人は大学時代や卒業後の経験についても話す。
夕食後、海鮮の刺身を食べ過ぎた斉頌と小果は体調を崩し、病院で点滴を受けることに。体調が悪い中でも、小果は翌日の会議で使うPPTの作成に励むが、斉頌は椅子で熟睡してしまう。一方、趙優秀は梁爽 と一緒に空港へ行く準備をしていたが、梁爽 から一緒に行けないと告げられ、ひどく落ち込む。
翌日の会議では、ワンさんが素晴らしいプレゼンを行い、斉頌も斬新な提案をして、会社のパートナーであるアレックスから高く評価される。一方、小果は体調が優れず、普段通りの力を発揮できない。会議後、ワンさんは斉頌が投資マネージャーとして有望であると考え、特にアレックスが28歳でパートナーに昇進したことを知り、彼が同じようなポテンシャルを持つ後継者を探しているのではないかと推測する。
その頃、丁一煊は秦医師から何人かの見合い相手を紹介されるが、全て断ってしまう。幸い、院長が現れてその場を収め、朱医師が新しく病院に加わることを発表。丁一煊は朱医師のオフィスの準備とブラインドの交換を任される。この出来事がきっかけで、丁一煊は身近な人々をモデルにした小説「ツンデレ院長と可愛い医者」を書き始める。
趙優秀の父親が手術を受けることになり、梁爽 は仕事よりも趙優秀に寄り添うことを決意。仕事は大切だが、恋人の気持ちも無視できないと気づく。蒋蘭州は不満を漏らすが、大きな問題には発展しない。殷賞は段家宝に契約解除を申し出て、新しい映画に出演するつもりだと告げる。段家宝は失望するが、殷賞は多くを語らない。
丁一煊はネットで小説について議論するが、ネットユーザーはヒロインのイメージに満足せず、彼女に再考を勧める。帰宅後、丁一煊はペットの猫「苟哥」が外に出てしまったことに気づき、さらにイライラ。その感情を段家宝にぶつけてしまう。その時、苟哥が石の入ったガラス瓶を倒してしまう。それは羅艳が海外に行く前に彼女たちに贈ったものだった。羅艳が残した励ましのメッセージを見て、段家宝はついに涙を流す。段家宝の泣き声を聞いた小果も言い争いに加わり、3人の関係は悪化してしまう。
視界雑誌は大規模なロケ撮影を企画し、茶馬古道を一年かけて取材するカメラマンを必要としていた。会社の上司は趙優秀を推薦するが、彼は梁爽 との関係を考え、すぐに決断できない。3人は昨晩の喧嘩を仮省し、職場ではお互いを避けようとする。段家宝は所属タレントたちがリハーサル中にまた喧嘩をしていることに気づき、皆が殷賞の存在を懐かしんでいるため、リハーサルが順調に進んでいないことを知る。
新しい会議では、小果と斉頌のアイデアは価ているものの、それぞれ独自の視点があり、二人とも上司から好評を得る。趙優秀の父の手術は成功し、梁爽 は趙優秀と共に深圳に戻り、定期的に会うための恋愛備忘録を作成し、関係を維持しようとする。しかし、趙優秀は一年間のロケ撮影の件を梁爽 にどう伝えるべきか悩む。
第5話 感想
『二十不惑2』第5話は、仕事と恋愛、そして友情のバランスに悩む若者たちの姿がリアルに描かれていて、共感できる部分が多かったです。
深圳での新しい生活に飛び込んだ姜小果と斉頌。仕事ではライバル関係もありつつ、互いに刺激し合い成長していく様子が良いですね。特に、プレゼンでの評価シーンは、それぞれの個性が出ていて見応えがありました。一方で、海鮮の食べ過ぎで体調を崩すというコミカルなシーンもあり、緩急のついた展開が楽しめました。
梁爽 と趙優秀のカップルは、遠距離恋愛の難しさに直面。仕事と恋人のどちらを優先すべきか、という普遍的なテーマに胸が締め付けられます。趙優秀の一年間のロケ撮影の話をどう切り出すのか、今後の展開が気になります。
つづく