ストーリー
医療ドラマ『問心』は、東立病院の心臓センターを舞台に、3人の心臓外科医たちの出会い、葛藤、そして成長を描いています。
周筱風は、東立病院心臓内科の副主任医師で、冷静で自律的な性格。病院の将来を担う存在として期待されています。一方、林逸は、西立病院から来たばかりの心臓外科医。手術の腕は確かですが、コミュニケーションが苦手で、周囲との連携に問題を抱えています。周筱風の妹である方筱然は、理想を追求し、兄と母の関係を改善するために東立病院の心臓外科ICUに入職します。
周筱風と林逸は、冠動脈チームのパートナーとなりますが、医療理念の違いから対立します。林逸は患者を救うため、リスクを冒してでも手術を強行しようとする一方、周筱風は規則を重視し、慎重な姿勢を崩しません。方筱然は、二人の間で調整役を務め、共に多くの困難な症例に立ち向かう中で、3人は次第に互いを理解し、信頼関係を築いていきます。
ドラマでは、実際の出来事に基づいた様々な医療ケースが描かれます。例えば、過労で心臓を悪くした若者が、社会保険に加入しておらず、会社からの補償も受けられないケースや、胎児の右心室に発育不全の可能性がある妊婦のケースなど。これらのエピソードを通して、医師たちの高度な技術や患者を救う使命感だけでなく、医療費の問題、限られた医療資源、患者の家族の選択など、現代医療が抱える倫理的、道徳的な問題も提起されます。
また、仕事だけでなく、登場人物たちの個人的な背景や人間関係も深く掘り下げられています。周筱風は幼少期のトラウマを抱え、林逸は家族性の心臓病に苦しんでいます。方筱然は、明るく前向きな性格で、周囲の人々を温かく照らす存在です。恋愛面では、林逸は家族性の病気を理由に一度は愛を諦めますが、最終的には方筱然と結ばれます。周筱風は、かつての恋人との別れを経験し、最終的には貴州省での医療支援活動に参加し、新たな道を歩み始めます。
このドラマは、医療現場のリアルな描写、医師たちの成長、そして人間関係の複雑さを丁寧に描き出し、視聴者に深い感動と共感を呼び起こします。
全38話ネタバレ
キャスト、登場人物

周筱風(ジョウ・シャオフォン)
趙又廷(マーク・チャオ)

方筱然(ファン・シャオラン)
毛曉彤(マオ・シャオトン)

林逸(リン・イー)
金世佳(ジン・シージャー)

方竹清(ファン・ジューチン)
陳衝 (チェン・チョン)