薔薇は今日退院の日を迎え、義理の両親が迎えに来る。彼女は綺麗におしゃれをし、崔静と心臓センターの医療スタッフたちが見送りに来て、一緒に記念写真を撮る。林逸と方筱然は2階のテラスから、薔薇と義理の両親が嬉しそうに帰っていくのを見て、彼らも薔薇のために喜ぶ。
林逸と方筱然は花児おじいさんの様子を見に行く。楊桂蘭が亡くなってから、花児おじいさんはずっと元気がない。二人は花児おじいさんを車椅子に乗せて日向ぼっこに連れ出す。方筱然は、きっとすぐに家族が迎えに来てくれると信じている。最近、多くの生と死を見てきた林逸は、命と感情について深く考えさせられる。しかし、方筱然は楽観的で、今ある全てを大切にしている。林逸は彼女の明るさに深く感銘を受け、思わず見惚れてしまう。方筱然は照れて、急いでその場を離れる。
林逸は仕事が終わるとすぐに家に帰り、林海の身の回りの世話を献身的に行う。林海は林逸に負担をかけたくないと思い、早く恋人を見つけるように勧めるが、林逸はこの話題を避けようとする。薔薇は親族探しのグループを作り、方筱然は花児の情報を投稿し、家族を見つけようとする。
夜が更け、周筱風は陳玥のことを思い出し、彼女のSNSをチェックする。陳玥は医療スタッフが楊桂蘭を全力で救命する姿を目の当たりにし、彼らに深い敬意を抱く。陳玥は方筱然と周筱風が兄妹だと推測し、方筱然に周筱風のことを尋ねる。方筱然は彼女が周筱風を好きだと知り、アドバイスをする。陳玥はついでに方筱然の恋愛事情を尋ねると、方筱然は林逸に惹かれていることを認めるが、林逸の気持ちが分からず悩んでいる。陳玥は彼女に助言し、二人は何でも話せる仲になる。
陳玥は周筱風に仕事終わりに一緒にジョギングしようとメッセージを送る。周筱風は彼女を食事に誘い、陳玥は喜んで応じる。そして、方筱然に積極的に行動し、好きな人を逃さないようにと励ます。周筱風と陳玥は一緒に夕食をとり、すぐに意気投合する。陳玥は周筱風に自分の気持ちを伝え、レストランではカップルの写真を撮ると7割引になることを知り、周筱風はためらわずに一緒に写真を撮る。陳玥はとても喜ぶ。食後、周筱風は陳玥に方竹清への誕生日プレゼント選びを手伝ってもらう。
明後日は方竹清の誕生日で、周筱風は方筱然にプレゼントを渡してくれるよう頼む。方筱然は彼に直接渡すように言い、すぐに方竹清に電話し、方竹清は周筱風を夕食に招待する。白及は茶碗を方竹清への誕生日プレゼントとして用意し、周筱風に渡してくれるよう頼む。
于凌雲は花児おじいさんを日向ぼっこに連れ出そうとするが、急用で手が離せない。周筱風は代わりに花児おじいさんを連れ出し、何気なく話しかける。すると、花児おじいさんは彼の言葉に仮応を示す。言葉は話せないが、全て聞こえているようだ。周筱風は非常に驚く。方筱然が楊桂蘭の写真を見せると、花児おじいさんは彼女だと気づき、涙を流す。
第22話の感想
「問心」第22話は、様々なキャラクターの感情が交錯する、見ごたえのある回でした。薔薇の退院を心から喜ぶ林逸と方筱然、花児おじいさんのために奔走する姿は、彼らの優しさを改めて感じさせます。特に、林逸が方筱然に見せる眼差しは、彼女への想いが募っていることを示唆しており、今後の展開に期待が高まります。
一方、周筱風と陳玥の関係も大きく進展。陳玥の積極的なアプローチと、周筱風の意外な行動力により、二人の距離は急速に縮まります。方筱然へのアドバイスも含め、陳玥の存在が物語に新たな風を吹き込んでいるようです。
そして、花児おじいさんの記憶が少しずつ戻りつつあることも、希望を感じさせる展開です。楊桂蘭の写真を見て涙する姿は、視聴者の涙腺も刺激しました。
つづく