凌妙妙、慕声、慕瑶、柳拂衣の4人は、聖京へと旅立ちます。道中、凌妙妙は皆を守ること、特に慕声の闇落ちを防ぐことを心に誓います。
聖京に到着する直前、凌妙妙は皆に団結を呼びかけ、「竹林四侠」というチーム名を提案。手作りの徽章と旗まで用意します。慕瑶、慕声、柳拂衣は戸惑いますが、使い魔の翠翠は大喜び。慕声は最初徽章をつけるのを嫌がりますが、凌妙妙に強制され、結局つけることになります。
一方、慕家一行の到着を知った王爷は、彼らが趙太妃に会う前に接触しようと企みます。
聖京に入った直後、上弦楽が突如赤い光を放ち、不吉な兆候を示します。これは慕青時が身を挺して天を補った後に残されたもので、定められた天級捉妖師が現れると覚醒すると言われています。
柳拂衣が宿を探しに行き、慕瑶が彼を追いかけます。その間、慕声は凌妙妙と街を散策。凌妙妙は貝殻を欲しがりますが、店主の言い値が高すぎると感じます。慕声は彼女を喜ばせるために、倍の値段で貝殻を購入します。
その後、凌妙妙ははぐれてしまい、万珍堂に入ります。そこで、面膜に妖血が使われ、妖の毛皮で服が作られていることを知ります。さらに、妖をペットとして購入できると聞き、凌妙妙は購入を申し出ます。しかし、店主は凌妙妙の簪が極上の竹妖の内丹でできていることを見抜き、奪おうとします。慕声が駆けつけ凌妙妙を救いますが、店主は800両もの賠償金を要求。そこに謎の男が現れ、代わりに支払いを済ませ、主人の使いで来たと言い残して去ります。
宿に戻り、一行は翌日入宮することを決めます。凌妙妙は慕声と話し、この世界が妖に対して不寛容であることを嘆きます。慕声は、自分が妖のようになったのは幼い頃に術をかけられたせいであり、自分は人間であり、捉妖師であると主張。柳拂衣が通りかかり、慕声に凌妙妙にもっと優しくするよう忠告しますが、慕声は激怒。凌妙妙は二人の間の溝を深めないようにしなければならないと感じます。
入宮の際、趙太妃は彼らを正門ではなく、通用門から入れます。不満を抱く一行に、佩雲は宮廷の事情で記録を避けるためだと説明。趙太妃は慕瑶と慕声だけを謁見し、柳拂衣と凌妙妙は外で待つことに。端陽帝姫は夢の中で錯乱し、目覚めても意味不明なことを口走ります。趙太妃は慕瑶と慕声に調査を依頼しますが、妖邪の気配は感じられません。趙太妃は納得せず、彼らの実力を疑います。慕瑶は、婚礼までに必ず真相を突き止めると冷静に答えます。
宮中で、侯爷は偶然凌妙妙を見かけ、その美しさに心を奪われます。しかし、来月帝姫と結婚する予定のため、すぐに部下に連れ去られます。
一連の出来事から、竹林四侠は聖京の情勢が想像以上に複雑であることを悟ります。
第14話の感想
「永夜星河」第14話は、物語が新たな舞台である聖京に移り、ますます面白くなってきました! まず、凌妙妙が提案した「竹林四侠」というチーム名と手作り感満載のアイテムに笑ってしまいました。慕声の嫌がりながらも徽章をつける姿が可愛かったです。
聖京に入ってすぐの上弦楽の異変や、万珍堂でのトラブルなど、不穏な空気が漂い始め、ハラハラドキドキの展開。特に、妖に対する扱いが酷い世界観には、凌妙妙と一緒に憤りを感じました。慕声が自分の出自を隠したがる理由も少しずつ見えてきて、切ない気持ちになります。
宮廷での出来事も、趙太妃の思惑や帝姫の奇行など、謎が深まるばかり。侯爷が一瞬で凌妙妙に心を奪われるシーンは、今後の波乱を予感させますね。
つづく