翠翠は凌妙妙を連れて街で買い物を楽しんでいた。しかし、凌妙妙はすぐに疲れてしまい、先に休むことに。翠翠は、慕声が凌妙妙の不在に怒り、自分を罰するのではないかと心配する。しかし、凌妙妙は慕声がサプライズを用意していると聞き、期待に胸を膨らませて部屋の扉を開ける。ところが、彼女を迎えたのは歌舞伎のパフォーマンスで、さらに空から降ってきたのは小侯爺だった。
凌妙妙は驚愕するが、小侯爺は真剣な表情で彼女に告白する。慕声ではなく小侯爺が告白の相手だと気づいた凌妙妙は落胆し、告白を中断させる。翠翠は急いで慕声に知らせに行き、一同は事態を深刻に受け止める。小侯爺の謝罪と祝福に対し、凌妙妙は好きな人が別にいると告げ、彼の好意を断る。それでも、小侯爺は木製の腕輪を凌妙妙に贈り、凌妙妙は断りきれずに受け取ってしまう。
腕輪をつけた途端、凌妙妙はまるで別人のように小侯爺との結婚を宣言する。この急変に誰もが驚き、特に慕声は信じられない思いで彼女を見つめる。凌妙妙は結婚式の準備も整っていると告げ、皆に祝宴に参加するよう誘う。慕瑶と柳拂衣は驚きつつも、凌妙妙の選択を尊重するが、慕声は彼女が正気を失ったのではないかと疑い、ひどく動揺する。
小侯爺と凌妙妙が人々の前に現れると、皆は彼女が侯爵夫人になることに驚きを隠せない。慕声は凌妙妙を連れ出し、何が起こったのか問いただす。邪気に取り憑かれたのではないかと疑い、小侯爺が贈った腕輪も調べるが、異常は見つからない。凌妙妙は苛立ち、小侯爺のもとへ行ってしまう。慕声は失意の中、彼らの馬車に乗り込み、慕瑶が心配して自分を同行させたと主張する。
その後、小侯爺は凌妙妙を婚礼衣装選びに連れて行くが、慕声はその様子をそばで見守り、焦りを募らせる。凌妙妙が選んだ衣装を小侯爺は気に入らず、代わりに非常に派手な衣装を選ぶが、凌妙妙は彼を喜ばせるために同意する。凌妙妙が小侯爺を「運命の人」と言うのを聞き、慕声は完全に打ちのめされ、怒りに任せて暴言を吐く。
一方、慕瑶は陶瑩が興善殿での祈祷儀式を準備していることを知り、それが妖物を育てる邪悪な陣であることに気づく。趙太妃は陶瑩の言葉を信じ、少女を神女として興善殿に送り込むが、慕懐江が通りかかり人々を救う。凌妙妙と小侯爺は共に食事をし、小侯爺は上機嫌で酒を飲む。凌妙妙が酔い覚ましのスープを取りに行っている間、慕声は小侯爺を人気のない場所に連れ出し、凌妙妙に何をしたのか、なぜ彼女が突然小侯爺を好きになったのかと問い詰める。激しい口論の末、小侯爺は慕声の髪紐を解き、彼の妖怪の姿を暴いてしまう。その時、凌妙妙が現れる。
凌妙妙の目に恐怖の色を見た慕声は、唯一自分を恐れなかった彼女が今の自分を恐れていることに絶望する。凌妙妙は慌てて弁解するが、慕声は彼女が嘘をついていることを見抜く。一時的に意識を取り戻した凌妙妙は、再び腕輪に操られてしまう。慕声は悲嘆に暮れ、落ちていた髪紐を結び直すと黒煙は消え去るが、凌妙妙が小侯爺を支える姿を見て、深い悲しみに沈む。実は、かつて神女として利用された少女は佩雲の妹・佩雨であり、彼女の恨みは消えることなく、7年間復讐の時を待っていた。初八に主人は計画を完了させるために婚礼を必要としており、佩雲の目的はその婚礼を確実に執り行うことだった。慕瑶は興善殿に隠された秘密を発見し、そこに封印されているのは父でさえ倒せない九級の大妖である可能性に気づく。
『永夜星河』第18話 感想記事
『永夜星河』第18話は、視聴者を驚きと混乱の渦に巻き込む怒涛の展開でした。凌妙妙が小侯爺から突然の告白を受け、さらに木製の腕輪をつけられたことで、まるで別人のように彼との結婚を宣言するシーンは衝撃的。慕声の心情を思うと、胸が締め付けられる思いです。
慕声が凌妙妙の異変にいち早く気づき、彼女を救おうと奔走する姿は、彼の深い愛情を感じさせます。しかし、小侯爺の策略と腕輪の力によって、凌妙妙は慕声の妖怪の姿を恐れてしまい、二人の関係は最悪の状況に…。この絶望的な展開に、今後の行方が全く予想できません。
つづく