ストーリー
舞台は、大椋国と蔚国の間に位置する月落城。かつて、月落城の城主・蕭海天は、蔚国と通じた裏切り者という濡れ衣を着せられ、一族もろとも殺されてしまいます。しかし、幼い息子・蕭無暇と娘だけは、母の機転で生き延びることができました。
蕭無暇は、父の復讐と月落城の再興を誓い、衛昭と名を変え、大椋国で佞臣を装いながら権力の中枢へと近づいていきます。彼は秘密組織「暗影閣」を組織し、父の死の真相を密かに探っていました。
ある時、衛昭は父の事件の唯一の生き証人を捕らえようとしますが、偶然その場に居合わせた心優しい少女・江慈に邪魔をされてしまいます。衛昭は口封じのため江慈に毒を盛りますが、剣鼎侯・裴琰が瀕死の江慈を助け、彼女を保護します。実は、江慈は、かつて月落城で殺害された斉王の娘でした。
江慈は衛昭の悲惨な過去を知り、次第に彼に惹かれていきます。しかし、二人の間には、父の仇という越えがたい壁がありました。一方、裴琰もまた江慈に密かな想いを寄せており、衛昭と激しく対立します。
やがて、衛昭、江慈、裴琰の三人は、個人的な愛憎や復讐心を超え、大椋国の皇帝・謝澈の陰謀に立ち向かうことになります。衛昭は身分が露見し、過酷な運命に翻弄されながらも、魏国との戦いで功績を挙げ、ついに父の汚名を晴らすことに成功します。
しかし、平和が訪れたのも束の間、皇帝は衛昭を罠にはめ、彼を亡き者にしようとします。江慈は衛昭を救おうと奔走しますが、間に合わず、衛昭は爆死してしまいます。
その後、裴琰は宰相となり、月落城は赦免されます。江慈は衛昭との間に生まれた子を育てながら、静かに暮らしていくのでした。
この物語は、復讐、愛、そして国家間の争いが複雑に絡み合った、波乱万丈の時代劇です。主人公たちの切ない運命と、それでもなお希望を捨てずに生きる姿が、感動を呼びます。
全40話ネタバレ
キャスト、登場人物

衛昭(えいしょう)
任嘉倫(アレン・レン)

江慈(こうじ)
李蘭迪(リー・ランディー)

裴琰(はいえん)
徐正溪(シュー・ジェンシー)

崔亮(さいりょう)
高寒 (ガオ・ハン)