キャスト/登場人物一覧
衛昭(えいしょう) 役
アレン・レン（任嘉倫）
衛昭は、本名を蕭無暇といい、月落城の城主である蕭海天の息子です。父が無実の罪で悲慘な死を遂げたため、蕭無暇は衛昭と名を変え、父の濡れ衣を晴らし、月落城の無念を雪ぐため、事件の真相を明らかにすることを誓います。彼は冷酷な手段を使いながらも、椋帝(りょうてい)に重用される臣下へと昇進していきます。 真相を追い求める中で、彼は江慈と出會い、最初は利用するつもりでしたが、いつしか心惹かれていきます。地獄のような苦しみの中でも、彼は常に光明と溫もりを求め続けます。そして、運命の嵐の中、衛昭は自らを犠牲にし、天下泰平をもたらす道を選びます。>>アレン・レン（任嘉倫）出演ドラマ一覧。
江慈(こうじ) 役
リー・ランディー（李蘭迪）
江慈は、本來は悩みもなく、心の赴くままに山野で自由に生きる少女でした。しかし、宮廷內の権力爭いに巻き込まれ、生き殘るために周囲と巧みに渡り合います。彼女の純粋な心は、衛昭(えいしょう)と裴琰(はいえん)の雙方から愛慕の情を抱かせますが、彼女の心は常に衛昭を選ぶことを固く決意しています。慈悲深く、強い意志を持ち、愛に生き、悪を憎む女性です。混亂した狀況下でも、愛する家族や友人のためには身を挺して立ち上がり、損得を顧みません。また、いかなる狀況でも、自分の心の聲に従い、信念を貫きます。
裴琰(はいえん) 役
シュー・ジェンシー（徐正溪）
「剣鼎侯(けんていこう)」として名を馳せる裴琰は、一族の重責を擔い、絶大な権力を追い求め、裡切りと策略が渦巻く世界を生き抜く。當初は江慈を利用して衛昭との権力爭いを繰り広げていたが、江慈を失ったことで彼女への執著を募らせていく。衛昭とは不倶戴天の敵でありながら、互いを認め合う戦友でもある。私慾のために半生を爭いに費やしたが、江慈との真実の愛を失ったことで過ちに気づき、民の幸福のために盡力することを決意する。>>シュー・ジェンシー（徐正溪）出演ドラマ一覧。
崔亮(さいりょう) 役
ガオ・ハン（高寒 ）
隠れた実力者である魚の達人の最後の弟子。師匠の恩に報いるため、裴琰の軍師となる。醫術に長け、天文地理にも通暁し、正義感と知謀を兼ね備えた、まさに君子と呼ぶにふさわしい人物。何度も江慈を助け、彼女の醫術の道を導く。また、名家である相府の令嬢、董涓とも縁がある。親友のためにその知識を惜しみなく使い、大義のためには軍裝をまとい戦場に赴く。ただ世の中の平和を守るために。
玉蓮(ぎょくれん) 役
チャン・ヤーチン（张雅钦）
月落の民であり、暗影閣の密偵。衛昭の腹心であり、普段は舞姫として秘密裡に活動している。美しくも冷ややかで、凜とした雰囲気を持ち、人を寄せ付けない。人生で最も大切なのは母親だが、月落の未來のため、その想いを胸に秘め、強く勇敢な一面を見せる。江慈と出會い、親友となる。洪傑からの熱烈なアプローチを受け、徐々に心境が変化していく。
易飛(えきひ) 役
チャオ・ホアウェイ（趙華為）
光明司の副指揮使であり、衛昭の腹心。幼い頃は市井に身を置き、機転が利き、世渡り上手でありながらも、世俗に染まりきらない。義俠心に厚く、衛昭をからかうことができる唯一の人物でもある。衛昭の揺るぎない信念に心服し、彼のためなら命を懸けることも厭わず、月落を守ることを自らの責務としている。安澄や童敏とは何度も渡り合っている。
安澄(あんちょう) 役
ジュー・ユエンビン（朱元冰）
長風衛の十二郎であり、裴琰の腹心。思慮深く落ち著いた性格で、文武両道、果敢で頼りになる存在。裴琰とは主従関係にあるが、兄弟以上の絆で結ばれている。裴琰がどのような決斷を下そうとも、安澄は常に理解し、支え続ける。たとえ裴琰のためなら、全てを犠牲にすることも厭わない。上に忠誠を盡くし、下には寛大で、童敏を実の弟のように思い、何かと目をかけ可愛がっている。
童敏(どうびん) 役
シュウ・ルイハオ（許睿浩）
長風衛の十二郎で、裴琰の腹心。 歯に衣著せぬ物言いで、正義感が強く、よく人に代わって不平を訴える。安澄に庇護されて育ったため、子供のような純粋さと素直さを持ち合わせている。裴琰の他に、童敏が従うのは安澄だけで、安澄の前では非常に従順。易飛とは非常に仲が悪い。戦火の中で鍛えられ成長し、一人前の統率者となる。
謝澈(しゃてつ) 役
チャン・フォンイー（張豊毅）
先帝の長子であり、謝淳の兄。國政に勵み、誰もが稱賛する賢君である。しかし、実際には父からの愛を得られなかったため、心の中は野心と慾望に蝕まれている。そのため、容玉蝶との過去の愛を自ら斷ち切っただけでなく、多くの悲劇を引き起こした。彼は人を見る目があり、各勢力を巧みに操り、衛昭を鋭い刃へと鍛え上げた。>>チャン・フォンイー（張豊毅）出演ドラマ一覧。
容玉蝶(ようぎょくちょう) 役
ウェン・ジェンロン（溫崢嶸）
皇室御用達の商人、容氏の娘であり、裴琰の母。幼い頃から何不自由なく育ち、高い地位に上り詰めることを望んでいる。かつて椋帝と深く愛し合っていたが、最終的には捨てられてしまう。その後、裴子敬と結婚するも、椋帝の猜疑心によって再び幸せな生活を壊される。椋帝への憎しみと共に彼女の野心は増していき、息子である裴琰を厳しく育て上げ、自らの代わりに権力の頂點へと押し上げようとする。
燕喬霜(えん きょうそう) 役
タオ・シンラン（陶昕然）
江慈の叔母であり、魏國の刺客である燕姉妹の一人。 竹を割ったような性格で、善悪をはっきりと區別する。姉と共に大椋に派遣され、斉王・謝淳を監視する中で、姉と謝淳が密かに將來を誓い合うのを目撃する。師匠の名のもとに江慈を育て、慈母の心で獻身的に愛し、その愛情は天地をも動かすほどであった。 仇敵に追われるまで、やむなく江慈を旅に出し、その後も行方を捜し続ける。しかし、容國夫人に利用され、最終的には命を落とす。
洪傑(こうけつ) 役
ヤオ・チー（姚弛）
月落で生まれ育ち、楽観的で勇敢、義理堅く正直な性格。街の大小様々な出來事に熱心に関わり、弱者を助ける。物事に対して常に自分なりの考えを持ち、過ちを認めればすぐに改めることができる、責任感の強い青年である。城主となり、月落を奴隷狀態から解放することを志している。玉蓮に一目惚れし、果敢に愛を追い求める。父・洪夜と衛昭の影響を受け、ついに大きな責任を擔うようになる。
謝織(しゃ しょく) 役
ジー・シャオビン（季肖冰）
椋帝の長男であり、大椋の皇太子。善良な人柄で、才能に恵まれ、幼い頃から父帝の教えを受け、勤勉に學び、政務に勵み、兄弟とも仲睦まじく、朝廷內外で誰もがその人柄を稱賛している。父帝を深く信頼し、全てを父帝の判斷に委ねてきたが、それが災いして、ここぞという時に心が揺らぎやすい面もあった。しかし、様々な試練を経て、皇太子はついに君主としての威厳と決斷力を示すようになる。
董涓(とうけん) 役
ツァオ・フェイラン（曹斐然）
董家の次女。博識で、物靜かで禮儀正しく、典型的な名家の令嬢です。しかし、彼女は心の中に自由への憧れを秘めています。崔亮の文才と自由奔放さに惹かれ、互いに理解し合いますが、二人の真剣な想いは家柄や世間のしきたりによって阻まれてしまいます。また、自由で気ままな性格の江慈とも意気投合し、重要な局面で彼女が因習の束縛から抜け出すのを助けます。
謝煜(しゃいく) 役
イエ・シャオウェイ（葉筱瑋）
椋帝の次男で、皇太子謝熾の実弟。表向きは自由奔放で遊び好きな性格を裝っているが、実際には野心家で、兄よりも自分が君主の位にふさわしいと考えている。彼は才能を隠し、大志を抱かず、享楽にふける道楽息子を演じることで、父君を安心させてきた。謝熾は彼に深い愛情を注ぎ、何かと庇護してきたが、謝煜はそれに満足せず、密かに力を蓄え、好機を待ち続けている。
