周青竹は、皇太子の密偵として、様々な任務をこなしていました。彼女は「緑元君」という名でも知られ、変装の達人でした。しかし、ある日、皇太子は天下を共に眺めると約束したにも関わらず、周青竹の胸に刃を突き立てます。
皇太子がさらに止めを刺そうとしたその時、北邑司の師団長である張小梅が剣を掴み、彼女を救出します。張小梅は、貴妃の弟であり、周青竹の宿敵とも言える存在でした。
数日前、張小梅は皇太子の部下を捕らえ、尋問の末に緑元君が城東の茶楼にいることを突き止めます。茶楼に急行した張小梅は、そこで医者として働く周青竹と出会います。周青竹は、無礼な男に水をかけられそうになりますが、張小梅が傘を広げて彼女を庇い、その場を救います。
しかし、この一件で周青竹は張小梅の正体に気づき、わざと嘘の情報を流して彼を撹乱します。その夜、周青竹は覆面姿で皇太子に会い、今日の出来事を報告します。皇太子は彼女を気遣い、共に天下を見ることを மீண்டும் 約束します。
その後、周青竹は蘭陵王の舞を披露する際に、観客の中に張小梅を見つけます。彼女は踊りの最中に姿を消しますが、張小梅は彼女を見抜き、後を追います。張小梅は周青竹の落ちた髪飾りを挿し、同時に彼女の仮面を剝ぎ取ります。周青竹は用意していた痺れ煙を撒きますが、張小梅は扇子でそれを跳ね返し、逆に周青竹が痺れてしまいます。
目を覚ますと、周青竹は手枷をはめられ、張小梅の牢屋にいました。張小梅は彼女に、緑元君なのかと問い詰めます。
第1話の感想
「紅梅詩~王宮に駆ける真実の愛~」第1話は、スピーディーな展開と魅力的なキャラクターで、視聴者を一気に物語の世界へ引き込みます。皇太子の密偵である周青竹の、変装を駆使した活躍と、彼女に迫る危機がスリリングに描かれています。
特に、周青竹と張小梅の出会いのシーンは印象的です。敵対する立場でありながら、互いに惹かれ合うような、二人の関係性の変化に期待が高まります。また、周青竹が蘭陵王の舞を披露する場面は美しく、彼女の多才さを際立たせています。
しかし、第1話のラストで、周青竹は張小梅に捕らえられてしまいます。彼女が緑元君であるという疑いをかけられ、尋問を受けることになる今後の展開から目が離せません。
つづく