李燁は千霞珠を皇帝に献上し、自分が真の天子だと主張します。しかし、周青竹は既に皇帝の宮中に到著し、全てを打ち明けていました。彼女は自分が李燁の間者であり、情報収集を手伝い、李燁に毒を盛られたこと、千霞珠も李燁の指示で盗んだこと、そして頭に羊を引き寄せる薬を塗られたことを証拠と共に告白します。
皇帝は、わざと千霞珠を張小梅に預け、真の天子が降臨したという噂を流し、太子を罠にはめたのでした。太子が盗まなければ何事もなかったのですが、皇帝は太子の行動を国を治める者として相応しくないと判断します。激怒した皇帝は李燁を厳罰に処すよう命じます。李燁は叩頭し、皇帝が自分を ഒരിക്കも大切にしなかったと責めますが、皇帝は李燁の額の血を見て、心痛めるどころか汚いと感じます。
李燁は、自分が何をしても皇帝の目に留まることはないと悟り、皇帝の過ちだと主張します。連行される際、李燁は必ず周青竹の元へ戻ってくると叫び、周青竹も自分から離れられないと豪語します。
太子は罰として寺で仮省することになり、張小梅の一家は無実が証明され、張小梅は官職に復帰します。周青竹は腕輪を外し、張小梅に相応しくないと考え、別れを告げようとします。しかし、張小梅は周青竹に多くの借りがあると感じ、残りの人生で彼女を支えたいと引き止め、二人は仲直りします。
張小梅は周青竹のために最高の婚礼衣装を用意しようと奔走し、周青竹も張小梅のために手ずから衣服を仕立てます。二人は仲睦まじく、翌日、婚礼の品を買いに出かけます。しかし、門を開けると、そこには李燁が兵を率いて待ち構えていました。李燁は既に皇帝を殺害し、皇位を継承しており、周青竹を連れ去るのでした。
第17話感想
怒涛の展開にハラハラドキドキさせられた第17話でした。李燁の悪事が明らかになり、皇帝に罰せられるシーンは胸がスカッとしましたが、彼の皇帝への歪んだ感情も垣間見え、少し切なくもありました。周青竹と張小梅がようやく結ばれると思った矢先、李燁が皇帝を殺害し、皇位を簒奪するという衝撃のラストには、開いた口が塞がりませんでした。周青竹を連れ去った李燁の真意は何なのか?二人の運命はどうなってしまうのか?次回の展開が全く読めず、目が離せません。個人的には、周青竹と張小梅の幸せを願っていましたが、この状況では難しいかもしれません。李燁の狂気と、周青竹を巡る愛憎劇が、今後どのように描かれるのか、期待と不安が入り混じった気持ちです。
つづく