張小梅と周青竹は、かつて周青竹が暮らしていた金陵山(きんりょうざん)にやって来ました。二人はここを新たな家とし、周青竹は医者として人々を助け、張小梅は子供たちに学問を教える生活を始めます。二人は互いの愛を確かめ合い、新しい生活を祝福します。
ある日、周青竹が紅梅に水をやっていると、張小梅が子供たちの先生として迎えられ、周青竹を迎えに来ます。「姉上」という言葉に周青竹は違和感を覚えます。張貴妃(ちょうきひ)は既に亡くなっているはずなのに、何が起こっているのか?周青竹が疑問に思った瞬間、激痛に襲われ意識を失います。
目を覚ますと、周青竹は血まみれで馬車の中にいました。崔声(さいせい)と宝寧(ほうねい)が彼女を都から連れ出していました。周青竹は、張小梅が梅の木の下で待っていると聞き、弱った体で金陵山へ向かいます。その道中、李燁が急死したという知らせを聞きます。張小梅は周青竹を心配し、手紙で彼女を支えます。
3年後、周青竹の体内の毒は発作を起こしていませんでした。彼女は毎日友人から梅の実を受け取っていましたが、ある日、その梅の実が解毒薬だと気づきます。疑問に思っていると、崔声が現れ、全ては周青竹を守るための計画だったと明かします。
友たちの支えに感謝する周青竹は、張小梅との絆をさらに大切に思います。そして、二人は運命の再会を果たします。梅の木の下で抱き合い、涙を流す二人。多くの困難を乗り越え、彼らは共に未来へ歩み出すことを決意します。金陵山で、周青竹と張小梅は希望に満ちた新生活を始めるのでした。
第20話の感想
「紅梅詩~王宮に駆ける真実の愛~」第20話は、激動の展開から一転、静かな希望を感じさせる回でした。周青竹と張小梅が金陵山で新たな生活を始めるシーンは、二人の愛の深さと、これからの平穏な日々への願いが伝わってきて、心温まるものでした。しかし、張小梅の「阿姐」という言葉から一気に不穏な空気に。周青竹が意識を失い、血まみれで馬車に乗せられているシーンは衝撃的で、一体何が起こったのかとハラハラさせられました。
つづく