張小梅は、周青竹を助け出した。周青竹は感謝しつつも、張小梅が心配の言葉をかけてくれないことに不満を抱いていた。張小梅は、周青竹が失踪すれば良心が痛むから助けただけだと素っ気なく答える。その言葉に周青竹は深く傷つき、わざと将来の夫人である安郡主をもてなすこと、そして安郡主への贈り物を選ぶことを提案する。張小梅も意地になり、最高級の品を選ぶと言い返す。二人は互いに意地を張り合い、心の中では不満を募らせていた。周青竹は、自分が張小梅に惹かれ、嫉妬心を抱いていることに気づき、動揺する。
そんな時、街角の老婆が周青竹に赤い糸を渡し、縁結びのまじないだと言う。周青竹は信じずに返そうとするが、糸は地面に転がり、その糸の端を拾い上げたのは張小梅だった。その瞬間、鏢が飛んできて、張小梅は周青竹をかばう。鏢には「安」の字が刻まれていた。
周青竹は李燁に会いに行き、鏢の件は安家を陥れるための策略かと問いただす。李燁はそれを認め、安家と張小梅の縁談を阻止するためだと明かす。さらに、周青竹に張小梅を誘惑し、郡主との縁談を破談にするよう命じる。周青竹がためらうと、李燁は他の者にその役目を任せると言い出す。張小梅はすぐに仮対し、自分がやると申し出る。李燁は不満げながらも承諾する。
張貴妃は、張小梅が家のために苦悩しているのを見かね、好きなように生き、好きな人を追いかけるようにと告げる。張小梅は、必ず使命を果たすと答える。
張小梅が帰宅すると、周青竹は雨に濡れた書物を整理していた。周青竹は李燁に命じられた誘惑のことを思い出し、自ら張小梅に口づけをする。張小梅はそれだけでは満足せず、周青竹を強く抱きしめ、深く口づけを交わす。
第8話の感想
第8話は、張小梅と周青竹の関係が大きく動いた回でした。互いに惹かれ合いながらも、素直になれない二人のやり取りにもどかしさを感じつつも、老婆の赤い糸の導きで、ついに二人が結ばれるシーンはロマンチックでした。しかし、鏢に刻まれた「安」の文字や、李燁の策略など、不穏な要素も多く、今後の展開から目が離せません。特に、周青竹が張小梅を誘惑するよう命じられたことで、二人の関係がどうなってしまうのか、非常に気になります。張小梅の優しさと、周青竹の葛藤が丁寧に描かれており、感情移入してしまいました。張貴妃の言葉も印象的で、張小梅が自分の心に従って行動できるのか、見守りたいと思います。
つづく