あらすじ
春闱の腐敗構造を暴くため、范閑(ファン・シエン)が受験生のアルバイト現場を潜入調査。偽造レンガ問題から科挙の不正推薦システムを暴き、名簿焼却で改革に挑む。一方、権力者たちは贈賄と監視で范閑(ファン・シエン)を包囲。林若甫(リン・ルオフー)からの密命と李承乾(リー・ショウケン)の不可解な接触が新たな火種となる。
【ネタバレ注意】慶(けい)帝余年2第17話「春闱の闇に潜む偽レンガ事件!范閑(ファン・シエン)が暴く科挙の腐敗構造」
月明かりが瓦屋根を撫でる夜更け、王啓年(ワン・チーニニン)が小走りに范閑(ファン・シエン)の元へ駆け込む。「史闡立(シー・シャンリー)が同福客栈に潜伏中だと?あの書生、明日の朝には消えてるかもな…」鄧子越(ドン・ズユエ)に護衛隊を急行させると、すでに別の騒動が始まっていた。礼部尚書・賀宗緯(ホー・ゾンウェイ)が紅白の饅頭を抱え「先生!私を養子に!」と土下座。范閑(ファン・シエン)が眉をピクつかせて門前払いするやいなや、瓦礫が転がる工事現場へ向かう。
■受験生のアルバイトに潜む不審
試験院の塀修復現場では、楊万里(ヤン・ワンリー)が青ざめた顔で瓦を叩きつける。「このレンガ、三日も持たんぞ!」同じく作業中の侯季常(ホウ・ジーチャン)が慌てて口を押さえる。「声を殺せ!郭尚書の耳に入れば…」その瞬間、作業服姿の范閑(ファン・シエン)が砂埃を蹴って近づく。史闡立(シー・シャンリー)が密かに差し出した新旧レンガの重量差に、范閑の目が細くなる。
「これが清廉の証だと?郭尚書」
范閑が戸部倉庫の帳簿をパタリと閉じる。背後で燃え上がる名簿の炎が、春闱の闇を浮かび上がらせる。
■街に溢れる受験生たちの憂鬱
科挙前夜の京都は異様な熱気に包まれていた。路上に座り込んだ書生たちが蝋燭代わりの松明で本を照らす中、范閑は冷や酒を啜りながら呟く。「彼らの未来は…既に売り飛ばされていたのか」その視線の先には、范府の門前に山積みになった贈答品の箱。林若甫(リン・ルオフー)からの密書が懐で重くのしかかる。
▼今話の火花散る名場面▼
- 賀宗緯(ホー・ゾンウェイ)の「養子志願」土下座パフォーマンス
- 偽レンガを使った塀の脆さ実演ショック
- 名簿炎上!范閑の決断の瞬間
- 李承乾(リー・ショウケン)が水車を破壊したアクシデント