紀星は料理を待つ間にうとうとと眠ってしまい、電話にも気づかず。何度も電話をかけていた韓廷は、彼女の居場所を突き止め、家まで送る。アパートの前には紀星の両親が待っていて、韓廷への感謝の気持ちとして夕食に誘う。
紀星の家で、韓廷は10年前に紀星と一緒に拾った野良猫と再会する。帰国後、探していたが見つからなかった猫が、紀星に大切に育てられていたのだ。韓廷が猫を抱きしめ、紀星が隣で話しかける様子、キッチンで餃子を作る両親。両親は二人の仲睦まじい様子を見て、母親は二人をお似合いだと感じるが、父親は「夢を見ているだけだ」と釘を刺す。
一方、栗俐は一人でカフェでスイーツを食べながら年越しを迎えようとしていた。何気なくSNSに投稿した写真がきっかけで、蘇之舟は彼女がどこにいるのかを特定。悩んでいた新年のメッセージの代わりに、温かい餃子をデリバリーで届ける。
喜ぶ栗俐だったが、送り主は想いを寄せる肖亦驍ではなく蘇之舟だと知り、落胆する。バーで出会い、何度か関係を持った肖亦驍を恋人だと考えていたからだ。
夕食後、韓廷は紀星と散歩に出かける。大晦日にも仕事をしている紀星を労わり、韓廷は星辰の下半期分の融資を前倒しで送金。「これで金銭的な問題は解決した。あとは期限内に成果を出すだけだ」と励ます。さらに、韓廷は星辰のオフィスを東揚に移転することを提案。家賃の割引に加え、東揚というブランド力を活かしたビジネス展開が可能になるというメリットを提示する。
東揚への移転に喜ぶ星辰のメンバー。韓廷の真意を測りかねる曽荻は、花束を贈る口実で紀星のオフィスを訪れる。そこで目にしたのは、韓廷が紀星に贈った絵だった。彼女は言葉を失う。
ガラス越しに曽荻の様子を見ていた栗俐は、絵に何か秘密があると直感。曽荻が去った後、すぐにスマホで絵を検索する。それは有名画家の作品「星辰平野」で、一年に一枚しか描かれない、7桁の価値があるものだった。韓廷が「君の仕事ぶりと同じで雑然としている」と言って気軽に贈った絵の価値に、紀星は驚きを隠せない。
栗俐からのお返しとして健康診断のギフト券を受け取った蘇之舟は、彼女からの贈り物であれば何でも嬉しい様子。栗俐への想いを秘めている蘇之舟の気持ちは、同僚にも周知の事実だった。ある日、栗俐が他の女性社員と高価なバッグの話をしているのを耳にした蘇之舟は、同僚からこっそりバッグの情報を入手。高額だったが、迷わず購入する。
第14話の感想
第14話は、それぞれの登場人物の想いが交錯する、心温まるエピソードでした。紀星と韓廷の関係は、家族ぐるみでの夕食を通して、より親密なものへと発展していきます。韓廷が紀星への想いを秘めながら、ビジネス面でもサポートしていく姿は、まさに大人の優しさを感じさせます。特に、彼が贈った絵の真価が明らかになるシーンは、視聴者に驚きと感動を与えました。高価な絵画以上に、紀星への深い愛情が込められていることが伝わってきて、二人の今後の展開がますます気になります。
一方、栗俐、蘇之舟、肖亦驍の三角関係も複雑な様相を呈しています。栗俐は肖亦驍に惹かれながらも、蘇之舟の優しさに触れることで、心が揺れ動いている様子。蘇之舟のひたむきな想いは、視聴者の共感を呼ぶ一方で、報われない切なさも感じさせます。三人の関係が今後どのように変化していくのか、目が離せません。
つづく