肖亦驍は原材料担当の馬社長に連絡を取り、材料の納期を1ヶ月に早めてもらうことに成功しました。栗俐は肖亦驍の助けに感謝しつつも、彼に頼りすぎることを心配しますが、その表情には喜びが隠しきれません。二人の関係はますます深まっているようです。
一方、韓廷は肖亦驍に自宅での食事を依頼します。原材料問題について尋ねられた韓廷は、紀星を試すつもりだと答えました。創業間もない彼女がこの困難をどう乗り越えるか見守りたいようです。しかし、韓廷は曽荻とも食事をし、他人を陥れるような真似はやめるよう釘を刺します。曽荻は紀星に社員を引き抜かれた腹いせだと弁明しますが、韓廷の鋭い視線に怯み、手を引くことを約束します。
紀星と邵一辰の別れ後、秋子は邵一辰に積極的にアプローチし始めます。手料理を振る舞い、好意を隠すことなく接しますが、紀星との別れを引きずる邵一辰は、新たな恋愛に踏み切る気はありません。それでも秋子は諦めず、献身的に彼を支え続けます。
紀星は資金を工面し、順番待ちをしていた他社の原材料を買い取ることで、材料問題を解決しました。さらに韓廷は、3Dプリンター業界で経験豊富な教授を紹介し、紀星は技術と経営の研鑽に励みます。しかし、審査を目前に控えたある日、プリンターが故障してしまいます。大学で韓廷と食事をしていた紀星は、会社からの連絡に動揺を隠せません。韓廷は彼女を車で送りながら、今回のトラブルは日頃の管理体制の甘さが原因だと指摘し、賞罰を明確にするよう忠告します。しかし、社員を家族のように思っている紀星は、誰かを解雇することに躊躇します。
星辰のプリンター故障の噂はすぐに東揚に届き、役員会では新たな投資先に対する疑問の声が上がります。韓廷は、長姉派閥による意図的な妨害だと気づきながらも冷静さを保ち、期限までは判断を保留するよう促します。そして、この件によるいかなる損失も自分が責任を負うと宣言します。
紀星と栗俐は諦めずに他の会社にプリンターの借用を依頼し続け、ついに一台を借りられることになります。場所は遠く離れていますが、紀星は蘇之舟に栗俐と共に向かわせることにしました。
第16話の感想
第16話は、まさに山あり谷ありの展開で、紀星の会社「星辰」の未来が危ぶまれるエピソードでした。原材料問題は肖亦驍の機転で解決したものの、今度は肝心の3Dプリンターが故障するという痛恨のミス。まさに「弱り目に祟り目」とはこのことでしょう。韓廷の指摘通り、日頃の管理体制の甘さが招いた結果であり、紀星自身もその責任を痛感している様子が伝わってきました。
しかし、ここで注目すべきは、紀星の不屈の精神です。彼女は決して諦めることなく、すぐに代替機の確保に奔走します。栗俐や蘇之舟も彼女の力になり、共に困難を乗り越えようとするチームワークには胸を打たれました。このピンチをどう乗り越えるのか、次回が非常に楽しみです。
つづく