10年ぶりに帰国した韓廷は、真っ先に馴染みのワンタン屋に思いを馳せ、旧友の肖亦驍に電話をかける。肖亦驍は表向きは会社経営者だが、実は韓廷の指示で動いており、数々の大型プロジェクトの買収や子会社の設立も韓廷の戦略に基づいていた。真のボスは韓廷なのだ。その夜、食事会で顔を合わせた韓廷と肖亦驍。韓廷が紀星を知っていること、そして好意を抱いていることを見抜いた肖亦驍は、彼にそのことを確認する。韓廷はとっさに否定する。確かに昔知り合ったが、紀星からの返事はなく、長い年月が経ち二人の関係は疎遠になっていると。しかし、再会した紀星に心惹かれていることを自覚していた。
翌朝、紀星は韓廷から連絡を受ける。前日の車の接触事故の加害者だと思い込んだ紀星は、すぐに謝罪と賠償の話を持ち出す。韓廷は内心面白がり、自分が誰か気づかれていないことをいいことに、そのまま正体を隠すことにした。
その日の午前、紀星の会社では、同僚たちが昨日の接待で趙興博との契約が成立したことを喜んでいた。約束されていたボーナスが手に入るとあって、紀星も嬉しそうだ。その時、紀星に大きな花束が届く。同僚たちは羨望の眼差しを向ける。誰かが花束に添えられたカードを読み上げると、そこには「趙興博」の名前が。取引先の担当者からの贈り物だった。社内ではたちまち噂が広がる。昨夜、紀星は趙興博と接待に出て、一夜にして契約成立、さらには花束まで贈られている。様々な憶測が飛び交う。
一方、韓廷は一族経営の会社に電撃入社する。これを警戒した姉は、苦労して手に入れた地位を奪われることを恐れ、社内で味方を集め、韓廷に様々な妨害工作を仕掛ける。そして今回、韓廷に2年で瀚海の株価を倍増させるという無理難題を突きつける。
会社を後にした韓廷は、かつて紀星と野良猫を飼っていた思い出の場所を訪れる。そこへ肖亦驍が現れる。韓廷が無理難題を押し付けられたことを心配していたのだ。会社は難題山積で、2年で株価を倍増させる保証はどこにもない。
広華科技の祝賀会が開かれることになり、紀星は喜び勇んで親友を呼ぶ。祝賀会なのだからと、親友は黒いミニドレスを勧める。色白で美しい紀星は、このドレスで輝き、陰口を叩く人たちを黙らせようと決意する。
祝賀会当日、黒いミニドレスを身に纏った紀星が現れる。韓廷は彼女の周りが小さな星で輝いているように感じた。高価なドレスを着た曽荻は韓廷と腕を組み、壇上で長年の感謝を述べる。曽荻の韓廷を見つめる熱い視線に、女の勘で上司の韓廷への想いを察する紀星。壇上の二人はお似合いで、非難する気にはなれない。それでも、中学時代の憧れの彼が、あっという間に「誰かのもの」になったことに、少しの嫉妬を覚えるのだった。
第2話感想
第2話は、韓廷と紀星の再会、そして周囲の人間関係が複雑に絡み合い、今後の展開への期待が高まるエピソードでした。
10年ぶりの再会にも関わらず、正体を隠した韓廷と、彼を全く認識していない紀星。まるで運命のいたずらのようなこの状況が、今後どのように変化していくのか、非常に興味深いです。韓廷は紀星への好意を隠そうとする一方で、思い出の場所を訪れるなど、未練を感じさせる描写が印象的でした。紀星に対する彼の複雑な感情が、今後の物語の鍵を握っているように感じます。
つづく