紀星は、韓廷と曽荻が一緒に食事をしていたと勘違いし、拗ねていた。しかし、韓廷が自ら紀星の家に謝罪に訪れ、曽荻との関係を断つために広華を退社したと説明すると、紀星の機嫌は直り、二人は仲直りして甘い時間を過ごした。
一方、路林嘉は、ネットでの誹謗中傷に悩む塗曉檬を励ますため、海に連れて行った。自然の壮大さの前では人間の悩みはちっぽけなものだと諭す路林嘉の意外な一面に、塗曉檬は驚き、慰められた。路林嘉は砂浜に"I love you"の頭文字を書いて塗曉檬に意味を尋ねるが、彼女はとぼけてしまい、路林嘉は少し気まずくなった。
その後、二人は家に戻ると、パジャマ姿の韓廷を発見し驚く。韓廷は隠れていたが、紀星が現れると、塗曉檬と路林嘉に彼女を恋人として紹介した。普段クールな韓廷の優しい一面に、二人は思わず笑ってしまう。
路林嘉は、この出来事を母親に報告する。韓廷の叔母である母親は、甥の孤独を心配していたため、彼女ができたことを大喜びし、何度も詳細を尋ねた。
常河は、曽荻に賄賂を渡して情報や資源を得ようとするだけでなく、韓廷の姉とも密会し、ある医療機器会社を買収しようと企んでいた。東揚グループもこの会社に興味を持っており、常河は買収価格をつり上げて妨害工作を続けた。朱厚宇は野心に燃え、何度も買収価格を上げたが、韓廷は目先の利益に囚われるなと忠告するも、朱厚宇は聞き入れなかった。
また、韓苑は星辰会社の社員、黄薇薇を買収し、問題を起こさせようとしていた。黄薇薇は年終賞金が少ないことに不満を持ち、紀星のオフィスに押しかけて抗議した。紀星は丁寧に説明するも、黄薇薇は納得せず、株式を要求する始末。紀星は帰宅後、この出来事を韓廷に話し、韓廷は規則に従って対処するようアドバイスした。
翌日、紀星は黄薇薇と話し合い、退職の意思を確認した上で、彼女が労働契約を結んでおり、株式の付与はないことを明確に伝えた。黄薇薇は不満を抱えたまま会社を去った。
第27話の感想
第27話は、恋愛模様の進展とビジネスにおける駆け引きが交錯する、見応えのあるエピソードでした。紀星と韓廷の仲直りシーンは、二人の関係性がより深まっていることを感じさせ、微笑ましいものでした。一方、路林嘉と塗曉檬の海辺でのシーンは、二人の関係性の変化を予感させる、爽やかな場面でした。路林嘉の不器用ながらも誠実な想いが伝わってきて、今後の展開が楽しみです。
しかし、物語は甘いだけではありません。常河の暗躍や韓苑の策略など、ビジネスにおける緊張感も高まってきています。特に、常河の執拗な買収工作は、東揚グループを窮地に追い込む可能性もあり、今後の展開が不安になります。朱厚宇の野心的な行動も、韓廷との対立を深めることになりそうで、目が離せません。
つづく