紀星は、トイレで偶然、部門のグループ長と上司の会話を聞いてしまいます。グループ長は昼間、紀星に昇進と昇給を提案していましたが、それは口実で、実際には彼女の成果を常に盗んでいました。それだけでなく、紀星の昇進の道まで塞いでいたことを知り、紀星は大きなショックを受けます。
トイレから出ると、紀星は会社の朱磊にセクハラを受けます。朱磊は別の部門の社員でしたが、紀星を彼の販売部門に誘い、断られた後、彼女が去る際に故意に尻を触ったのです。紀星は激怒し、彼をセクハラで非難しますが、朱磊は謝罪するどころか、紀星の服装が露出度が高く、彼を誘惑していたと公然と主張します。
紀星は濡れ衣を着せられ、目に涙を浮かべていると、韓廷と唐宋が顧客に会いに行く途中で通りかかります。韓廷は紀星の様子を見て、唐宋をその場に残し、一人で顧客に会いに行きます。周囲の人々は、祝賀会には多くの顧客がいるため、事を荒立てないよう紀星に忠告しますが、朱磊は謝罪を拒否し、紀星は警察に通報します。
警察が到着し、現場の監視カメラを調べますが、朱磊が紀星に近づいたときの手の動きははっきり映っておらず、証拠不十分でセクハラを立証できませんでした。しかし、唐宋が提供した現場のイベント用ロボットの映像には、その瞬間がはっきりと映っていました。唐宋の証拠提供のおかげで、朱磊は言い逃れできなくなり、紀星は潔白を証明できました。肖亦驍は、この知らせを聞いてすぐに紀星を慰め、車で家まで送るよう手配します。
その夜、紀星はボーイフレンドにこの出来事を話します。ボーイフレンドは紀星の状況を心配し、紀星もそれを理解しています。会社を辞めたい気持ちは山々ですが、住宅ローンがあるため、無理をしてでも働き続けなければなりません。翌日、出社すると、周囲の視線が冷たく、同僚の一人が、朱磊は昨夜解雇され、唐宋が処理したため、多くの同僚が紀星と空降りの上司との関係を疑っているとこっそり教えてくれました。さらに、ネット上では紀星に対する中傷が書き込まれていました。
落ち込む紀星に対し、朱磊と親しかった部門のグループ長は、仲間が解雇されたことに腹を立て、紀星に圧力をかけ、自主退職させようとします。その日、紀星はグループ長から大量の仕事を押し付けられ、夜遅くまで残業することになります。部門の従業員たちは、これをすべて紀星のせいだと非難し、紀星はプレッシャーに耐えながら、ほとんどの仕事を終わらせ、明け方までかかってようやく仕事を終え、疲れた足取りで階下へ向かいます。
エレベーターのドアがゆっくりと開き、紀星が乗り込もうとすると、見慣れた顔が目に飛び込んできます。韓廷も残業を終え、同じエレベーターに乗ろうとしていました。心身ともに疲弊していた紀星は、昨夜の出来事を思い出し、改めて韓廷に感謝の言葉を伝えます。実は、現場のイベント用ロボットにはカメラが搭載されていなかったのですが、韓廷の機転で朱磊はすぐに自白したのです。
外は雨が降っており、紀星のボーイフレンドは迎えに来ていませんでした。韓廷は自分の車で紀星を家まで送ります。彼女のぼんやりとした表情を見て、韓廷はいつ電話番号を変えたのか尋ねます。大学に入ってすぐに変えたと聞き、韓廷はこれまで何度も送ったメッセージが返ってこなかった理由をようやく理解しました。
第3話の感想
「星より輝く君へ」第3話は、紀星が職場で直面する困難と、彼女を取り巻く人間関係が複雑に絡み合う様子が描かれていて、非常に見ごたえがありました。成果を横取りする上司、セクハラをする同僚、そして周囲の冷たい視線など、紀星が受ける仕打ちは見ていて辛くなるほどです。しかし、そんな中でも彼女を支える韓廷の存在が、物語に温かさを与えています。
特に印象的だったのは、唐宋が提供したロボットの映像によって、紀星の潔白が証明されるシーンです。真実が明らかになるカタルシスとともに、技術がこうして人の役に立つことへの感動もありました。また、韓廷が紀星を車で送るシーンでは、彼の優しさと紀星の抱える孤独が対照的に描かれており、二人の関係が今後どのように発展していくのかますます目が離せません。
一方で、職場環境や人間関係の問題は、現代社会にも通じる普遍的なテーマであり、多くの視聴者が共感できる部分があるのではないでしょうか。紀星がこの困難をどう乗り越え、成長していくのか、今後の展開に期待が高まります。
つづく