あらすじ

崔琰(さいえん)の自白により、曹丕(そうひ) の無実が証明される。しかし、それは荀彧(じゅんいく)と崔琰という二人の重臣の犠牲の上に成り立つものだった。曹操(そうそう)は曹丕の成長を認めつつも、兄弟間の争いに心を痛める。司馬懿(しばい)は、荀彧と崔琰の志を継ぎ、天下泰平を目指すことを決意する。

ネタバレ

前回、曹丕(そうひ) を陥れるための罠だと知りつつ、荀彧(じゅんいく)が自ら命を絶つという衝撃の結末を迎えました。今回はその続き、荀彧(じゅんいく)の死が無駄ではなかったことを証明するための、壮絶な戦いが描かれます。

鍾繇(しょうよう)の恐怖、そして決断

物語は、鍾繇(しょうよう)が怪しい奏上文を見つけるシーンから始まります。もうね、顔面蒼白。それもそのはず、その奏上文には「崔琰(さいえん)」の名前が…。息子である鐘会(しょうかい)に「鐘家の将来はお前が選べ」と告げ、竹簡を渡す鍾繇(しょうよう)。鐘会(しょうかい)も、その内容を見て愕然…。

曹操(そうそう)の焦り、司馬懿(しばい)の冷静

魏王府では、密偵からの報告で大騒ぎ。大理寺の鍾繇(しょうよう)が、崔琰(さいえん)を呼び出したというのです。曹操(そうそう)は慌てふためき、すぐさま崔琰(さいえん)を捕らえ、大理寺を封鎖するよう命じます。

一方、朝食中だった司馬懿(しばい)は、この知らせを聞いて冷静沈着。中郎将府の仲間たちを引き連れて、大理寺へ急行します。大理寺の前で静かに待機する司馬懿(しばい)たち。まるで嵐の前の静けさ…。

そして、鍾繇(しょうよう)が崔琰の供述書を持って現れます。司馬懿の合図で、供述書の内容が読み上げられるのですが…これがもう、衝撃の告白!崔琰は、平原侯と楊修(ようしゅう)に指示され、偽の書簡を荀彧(じゅんいく)の書斎に置いたと白状したのです。これで、曹丕(そうひ) の無実は証明されたも同然!曹操(そうそう)の使者が到着した時には、もう手遅れでした。

荀彧の甥、荀攸(じゅんゆう)の決死の訴え

荀彧の甥、荀攸(じゅんゆう)は、魏王府に駆けつけ、曹操に公正な再審を懇願します。曹操は、崔琰がわざと真相を暴かれるように仕向けたことを見抜き、激怒。頭痛が再発しちゃうほどです。

楊修(ようしゅう)と丁儀(ていぎ)の焦燥

楊修(ようしゅう)と丁儀(ていぎ)は、この事態に大ピンチ!曹丕(そうひ) 派が、荀彧と崔琰という重臣を犠牲にしてまで、曹植(そうしょく)派を潰しにかかったことに気づきます。

大理寺での審問、崔琰の覚悟

大理寺での審問では、崔琰は罪を認め、潔く罰を受け入れます。供述は、曹植(そうしょく)に不利な内容ばかり。崔琰は、漢室復興の願いを群臣に託し、署名。牢獄へと向かいます。荀攸(じゅんゆう)は鍾繇(しょうよう)に感謝しますが、鍾繇(しょうよう)は、本当に感謝すべきは、自らを犠牲にした荀彧と崔琰だと…。

曹操の苦悩、楊修の決意

魏王府では、曹植(そうしょく)と楊修が曹操に許しを請います。しかし、曹操はもう打つ手なし。荀彧たちの勝ちを認めざるを得ません。楊修は、自分が責任を取ると申し出ますが、同時に司馬朗(しばろう)も罰するよう要求します。

司馬懿と崔琰の対話

司馬懿は牢獄にいる崔琰を訪ね、酒を酌み交わします。司馬懿は、荀彧と崔琰が同じ方法で曹丕を救おうとしたことに感銘を受けます。彼らの真の願いは、天下泰平。そのために、自らを燃やし、後世を照らす光となることを選んだのです。司馬懿は、彼らの志を継ぐことを決意します。

朝廷での裁き、曹丕の感謝

朝廷では、無罪となった曹丕が復帰。鍾繇(しょうよう)が審問結果を読み上げます。曹操は、崔琰を謀反の罪で処刑し、平原侯の家臣たちと楊修、丁儀(ていぎ)を投獄するよう命じます。そして、曹丕に満足かと尋ねますが、曹丕は司馬懿の助言通り、感謝の言葉を述べます。曹操は怒りを抑えきれませんが、退朝を宣言します。

深夜の魏王府、曹操と曹丕の対峙

曹操は曹丕に、崔琰と荀彧が命をかけて守ったことを知っているかと問い詰めます。曹丕は否定しません。曹操は、曹丕が君主の器であると認めつつも、もし曹丕が曹植を陥れたらどうするかと問います。曹丕は、牢に入った時に命を曹操に預けた、父は公正だと信じていると答えます。曹操は激怒し、剣を抜いて曹丕の服を引き裂きます。そこには、無数の傷跡が…。

つづく