あらすじ
曹叡(そうえい)は司馬懿(しばい)に街亭攻略を命じ、司馬懿は張郃(ちょうこう)を派遣。張郃は馬謖(ばしょく)を破り、街亭は陥落。諸葛亮(しょかつりょう)は撤退を決意し、司馬懿は諸葛亮を追って西県へ。諸葛亮は「空城の計」で司馬懿を迎え撃つ。
ネタバレ
曹叡(そうえい)の焦燥と司馬懿(しばい)の登用
長安の行宮では、皇帝・曹叡(そうえい)が諸将に対策を問い詰めていました。曹真(そうしん)の守備重視の提案に曹叡(そうえい)は不満を爆発させ、諸将の反対を押し切って馬謖(ばしょく)率いる蜀軍との決戦、そして蜀軍の糧道を断つことを命じます。そんな中、司馬懿(しばい)が長安に到着し、謁見を求めてきます。司馬懿(しばい)の政敵である曹真(そうしん)は、ここぞとばかりに司馬懿を抗命の罪で弾劾しようとしますが、曹叡は全く動じません。
曹真(そうしん)の策略と司馬懿の覚悟
曹真は司馬懿を陥れるため、街亭の戦いの責任を司馬懿に押し付けようと画策。司馬懿はやむなくこの大役を引き受け、軍令状までしたためます。まずは流言を用いて馬謖(ばしょく)と王平(おうへい)の不仲を演出し、蜀軍の内部崩壊を狙います。しかし、司馬懿が慎重に策を練る様子を見た配下の将兵たちは、司馬懿が臆病風に吹かれていると勘違いし、不満を募らせていきます。最終的に、司馬懿は張郃(ちょうこう)に5万の兵を預け、街亭攻略を命じます。
諸葛亮(しょかつりょう)の予見と馬謖(ばしょく)の過ち
その夜、蜀軍の本陣では、諸葛亮(しょかつりょう)が馬謖の性格を熟知しているが故に、布陣図を見た諸葛亮(しょかつりょう)は、予想通りの展開に頭を抱えます。すぐさま楊儀(ようぎ)を派遣して馬謖を止めようとしますが、時すでに遅し。
街亭の陥落と蜀軍の敗走
魏軍本陣に馬謖の失策が伝わると、司馬懿は大喜び。馬謖の愚かさのおかげで、魏軍は勝利を確信します。大喜びの将兵たちは、手柄を立てようと逸る気持ちを抑えきれません。
街亭では、運にも恵まれた張郃(ちょうこう)が馬謖軍を山頂に包囲。魏軍は水源を絶ち、蜀軍の命綱を握ります。夜陰に乗じて水を取りに行った蜀兵は魏軍の伏兵に遭遇し、全滅。水不足に苦しむ蜀軍は次々と倒れ、馬謖は最後の望みをかけて水源奪取の突撃を命じます。
一方、長安では曹叡が戦況を心配していました。司馬懿を罰するにしても、まずは三郡を奪還してからだと考えています。
街亭では、張郃(ちょうこう)が火攻めを敢行。蜀軍は大敗し、馬謖はわずかな兵を率いて脱出するのがやっと。街亭は陥落しました。司馬懿も駆けつけますが、すでに戦いは終わった後でした。
諸葛亮の決断と「空城の計」
街亭陥落の報せは、隴西(ろうせい)の諸葛亮に衝撃を与えます。北伐の失敗が決定的となったのです。長安では、司馬懿の勝利に曹叡が歓喜。曹真は、この機に乗じて司馬懿に三郡を奪還させ、諸葛亮を捕らえるよう曹叡に進言します。
西蜀の本陣では、諸葛亮が被害を最小限に抑えるための対策に追われていました。三郡の民を守るため、諸葛亮は西県(せいけん)へ向かい、民を蜀へ連れて行くことを決意します。
司馬懿は、諸葛亮の弱点を分析し、彼が必ず西県へ行くと確信。魏軍を西県へと進めます。
そして、西県では、魏の大軍を前に、諸葛亮が城門を開け放ち、琴を奏でながら敵を待ち受けるという、有名な「空城の計」が繰り広げられるのでした。
今回のエピソードに登場するキャラクター
- 張郃(ちょうこう)
- 楊儀(ようぎ)