あらすじ
蜀と魏、両国の朝廷内で陰謀が渦巻く中、諸葛亮(しょかつりょう)は撤退を決意。司馬懿(しばい)は張郃(ちょうこう)を罠にはめ、木門道で戦死させることに成功する。一方、劉禅(りゅうぜん)は佞臣に操られ、諸葛亮の軍権を剥奪しようとする。
ネタバレ
まず、蜀の都、成都では、李厳(りげん)がピンチ!諸葛亮(しょかつりょう)に死罪を言い渡されるかもしれないと知った李厳は、養女の軽宵や中貴人と共謀し、諸葛亮を陥れようと画策します。
一方、魏の都、洛陽では、皇帝・曹叡(そうえい)が司馬懿(しばい)を警戒。司馬懿に大軍を与えたら、自分を倒して皇帝の座を狙うんじゃないかと疑心暗鬼に…。そこで曹叡は、司馬懿に「3日以内に出兵せよ、さもなくば諸葛亮を更迭する」という無茶な命令を下します。
そんな中、蜀の皇宮では、軽宵が涙ながらに養父・李厳の助命を劉禅(りゅうぜん)に嘆願。中貴人はこれに乗じて、「諸葛亮は兵を持ちながら動かない、このままでは漢は劉家のものではなく、諸葛家のものになる」と劉禅を煽りまくります。ビビりまくった劉禅は、諸葛亮に帰還命令を出し、従わなければ反逆罪、帰還すれば軍権を李厳に剥奪されてしまう、というとんでもない判断を下してしまったのです!
曹叡からの3日リミットの命令が長安に届き、蜀でも魏でも、朝廷内は大混乱!この状況を打開できるかどうかは、諸葛亮が「聖賢」の名を捨て、一か八かの勝負に出るかどうかにかかっています。しかし、帰還命令を受けた諸葛亮は悩みまくり…。部下たちは「将、外に在りては君命も受けざる所有り」と、大勝利を収めてから帰還することを強く勧めますが…。
そんな中、郭淮(かくわい)は司馬懿に、以前助けてもらった恩を返すため、諸葛亮との戦いを願い出ます。しかし司馬懿は、「蜀の朝廷は内紛状態。諸葛亮は慎重で忠義に厚いから、もうすぐ撤退する」と、今回の賭けに自信満々!
そして、運命の夜…。苦渋の決断の末、諸葛亮は撤退を決意。長年の心労が祟ったのか、なんと吐血してしまいます…!
蜀軍撤退の知らせを受けた司馬懿は大喜び!諸将を集め、諸葛亮追撃を命じます。張郃(ちょうこう)は反対しますが、司馬懿は曹叡の勅命を盾に、無理やり従わせます。先鋒となった張郃は、司馬懿の挑発に乗せられ、深追いしすぎてしまいます。連勝に気を良くした張郃は、木門道で諸葛亮の伏兵に遭い、無数の矢を浴びて壮絶な最期を遂げるのでした…。
張郃の遺体が運ばれ、司馬懿はわざとらしく悲しみ、気絶するフリまで…。司馬懿の「借刀殺人」の計略に、息子たちも感嘆します。
一方、洛陽では、蜀軍撤退の吉報と共に、張郃戦死の知らせが届きます。曹叡は、司馬懿に一杯食わされたのに文句も言えず、怒り狂います。司馬懿は功績を上げ、さらに道理も通してしまうので、曹叡は怒りを抑えきれません。若き皇帝は天下を治めたいのに、先輩たちが強すぎて、何もできない…。宦官の辟邪(へきじゃ)は、そんな曹叡の苦悩を理解し、慰めます。
そして、蜀の成都。宮殿では、劉禅が佞臣たちに唆され、諸葛亮の軍権を剥奪しようとしています…。
つづく