あらすじ
范閑(ファン・シエン)と滕梓荊(トン・ズージン)は牛欄街で程巨樹(チェン・ジューシュー)らに襲撃され、滕梓荊は范閑を守って命を落とす。怒りに燃える范閑は程巨樹を倒すが、鑑査院は北斉との関係を理由に程巨樹を釈放しようとする。范閑は朱格(チュー・ゴー) に直談判するも拒否され、友の仇を討つため、白昼堂々、北門で程巨樹を待ち受けることを決意する。
ネタバレ
やっほー!「慶(けい)帝余年」ファンの皆さん、元気? 今回の13話、正直言って…ティッシュ必須回だったよ! もうね、胸が締め付けられる展開で、ブログ主も画面の前で呆然としちゃった…。早速、涙と怒涛の13話を振り返ってみよう!
穏やかな時間、そして悪夢の始まり
冒頭、范閑(ファン・シエン)と滕梓荊(トン・ズージン)が、例の酔仙居(すいせんきょ)に向かう馬車の中。滕梓荊(トン・ズージン)がね、「昨日の夜、息子が初めて『父さん』って呼んでくれたんだ!」って、めちゃくちゃ嬉しそうに話すのよ。范閑(ファン・シエン)も、林婉児(リン・ワンアル)と結婚したら、一緒に故郷の澹州(澹(たん)州)に帰って、隣同士で静かに暮らそうぜって誘ったりしててさ。この時の二人の会話が、もう…後の展開を思うと、本当に切ないんだよね…。
一方、酔仙居で范閑(ファン・シエン)を待つ第二皇子(だいにこうじ)・李承澤(リー・チェンザー)。司理理(スー・リーリー)がお茶を淹れてくれるんだけど、なんとそのお茶碗が理由もなくピシッ!と割れるの! 不吉な予感ビンビンだよ…
牛欄街の惨劇 – 友との永遠の別れ
馬車があの牛欄街(ぎゅうらんがい)—そう、范閑が以前、郭保坤(グオ・バオクン)をボコボコにした場所—に差し掛かった時、事件は起こった。
突然、白装束の女刺客二人が弓矢で襲撃! 滕梓荊(トン・ズージン)が機敏にかわして、暗器で一人を瞬殺。范閑も協力してもう一人を倒すんだけど、ホッとしたのも束の間…。
角を曲がった瞬間、馬が罠(仕掛けられた弩弓)にかかって即死! そして、壁をぶち破って現れた巨漢・程巨樹(チェン・ジューシュー)が、范閑を屋敷の中に引きずり込んで地面に叩きつける!
滕梓荊は程巨樹を知ってたみたいで、果敢に立ち向かうんだけど、相手はなんと八品(はちほん)の達人! 力も半端ないし、狂戦士みたいで、暗器使いの滕梓荊じゃ歯が立たない…。激しい戦いで家はボロボロ、ついには火事になっちゃう始末
范閑と滕梓荊、二人で力を合わせてなんとか程巨樹を一度は倒すんだけど…八品の高手がそんな簡単にやられるわけないよね 滕梓荊はすでに重傷で、立つこともできない。范閑は「お前だけでも逃げろ!」って叫ぶんだけど、滕梓荊は首を横に振るんだ。「お前を守る」って…。
そして…滕梓荊は、范閑を守るために、文字通り命を盾にして、程巨樹の攻撃を受け止めたんだ…。目の前で、友が…殺される…。
怒りの范閑、覚醒。そして新たな決意
友の死を目の当たりにした范閑、もう怒りと悲しみで完全にブチギレ状態! 体内の「覇王真気(はおうまき)」が爆発して、渾身の一撃で程巨樹を地面にめり込ませ、頭部に強烈な一撃を叩き込む!
程巨樹はついに倒れたけど、范閑も限界で気絶…。どれくらい時間が経ったのか、王啓年(ワン・チーニニン)の声で目を覚ます范閑。真っ先に滕梓荊の元へ駆け寄るけど、王啓年(ワン・チーニニン)は悲痛な表情で「もう…彼は目を覚まさない」と告げるんだ…。
遺言一つ残せなかった友の死に、范閑は悲しみと怒りで震え、落ちていた短剣で程巨樹にとどめを刺そうとする。でも、王啓年(ワン・チーニニン)が必死に止める。「彼を生かしておかないと、黒幕は突き止められない!」って。
范閑は、滕梓荊の亡骸を范(ファン)家に運ぶよう王啓年に頼み、自分は血まみれのまま、よろよろと歩いて帰る。その姿を見つけた妹の范若若(ファン・ルオルオ)に、彼は冷静に告げるんだ。「第二皇子(だいにこうじ)との約束はキャンセルだ」「澹州には…もう帰らない」って。この瞬間、范閑の中で何かが決定的に変わったんだね…。
渦巻く陰謀と、理不尽な現実
范閑襲撃の報は、宮廷にも届く。慶(けい)帝帝(けいてい)は皇太子と第二皇子を呼び出して問い詰めるけど、二人とも「俺じゃない!」の一点張り。皇太子は北斉(ほくせい)のせいにして、第二皇子は「范閑と揉めてるのは皇太子だろ!」って感じで、お互い疑心暗鬼。慶(けい)帝は二人を適当にあしらって下がらせる。
一方、范閑は屋敷に戻っても、ただ黙って座ってるだけ。心配する家族(范思轍(ファン・スージョー)/ファン・スージョー、柳如玉(リウ・ルーユー)/リウ・ルーユー、范建(ファン・ジエン)/ファン・ジエン)。范建(ファン・ジエン)は、程巨樹が鑑査院(かんさいん)に捕らえられたこと、そして黒幕は誰だと思うか尋ねる。范閑は口では「第二皇子が怪しい」と言いつつ、心の中では皇太子だと確信してるみたい。范建は「軽率な行動はするな」と釘を刺すけど、范閑は答えない…。
夜、林婉児(リン・ワンアル)の元を訪れた范閑。彼女の前で、ようやく抑えていた感情が溢れ出す。「あいつは馬鹿だ!危険な時は逃げろって言ったのに!なんで守らないんだ!」って、滕梓荊への想いを吐き出すんだ。婉児は優しく彼を慰める。「滕梓荊は、あなたを家族だと思っていたから。命を懸けて守りたい人がいるのは、幸せなことよ」って…。彼女の言葉、深かったなぁ…。
鑑査院の非情な判断 – 正義はどこに?
翌朝、衝撃のニュースが! 范若若(ファン・ルオルオ)が駆け込んできて、「鑑査院が程巨樹を釈放するって!」と告げる。は? なんで!?
范閑はすぐに王啓年と鑑査院へ。院長不在の今、実権を握っているのは第一処主務の朱格(チュー・ゴー) らしい。王啓年は「朱格(チュー・ゴー) は厳格だから、言葉には気をつけろ」って何度も言うんだけど、今の范閑にそんなの通用するわけない!
范閑は、鑑査院の提司(ていし)の令牌(れいはい)を見せて、朱格(チュー・ゴー) に「なぜ程巨樹を釈放するんだ!」と詰め寄る。朱格が明かした理由は、あまりにも政治的で、冷酷なものだった…。
「北斉との戦争が目前に迫っている。程巨樹を今殺せば、北斉に開戦の口実を与えかねない。それに、程巨樹は北斉の将軍と旧知の仲で、生かしておけば北斉の軍事機密を提供する取引になっている」
…はぁ!? 人の命が、ただの取引材料!? 范閑は激怒。「死んだのはただの護衛だ」と言い放つ朱格に、范閑は鑑査院の入り口にある石碑—「人は生まれながらにして平等」と刻まれた碑—を指して叫ぶ。「護衛だって人間だ! 妻も子もいるんだぞ!」
でも、朱格は聞く耳を持たない。「決定事項だ。提司の令牌があろうと、程巨樹は渡さん!」と。范閑は悔し涙を流しながら、鑑査院を後にするしかなかった…。
たった一人の戦いへ
皇室も鑑査院には手を出せないと知り、范閑は絶望する。靖王(せいおう)の世子(せいし)が第二皇子の代理で謝罪に来て、「お金で償っては?」なんて言うもんだから、范閑は「あんたは家族の命にいくら値段をつけるんだ?」って問い詰めて、世子を黙らせる。かっこいいぞ范閑!
もう誰も頼れない。范閑は王啓年にお金を渡し、程巨樹がいつ、どこから都を出るか調べさせる。そして、滕梓荊の棺が置かれた庭で、静かにその時を待つ…。
やがて王啓年が戻ってくる。「半刻後(約1時間後)、程巨樹は北門から船で都を離れる」と。王啓年は「城外の林で待ち伏せしましょう」と提案するけど、范閑は「いや、北門へ行く」と即答。
「白昼堂々、衆人環視の中で復讐を果たす。この世にまだ道理があるのか、俺が見届けてやる!」
うわぁぁぁ…! 范閑、完全に覚悟決めちゃったよ! 次回、どうなっちゃうの!? ハラハラが止まらない!
つづく