あらすじ
軽衣が山賊に拉致され、趙雲(ちょううん)は救出作戦に参加するも失敗。捕らわれの身となってしまう。高則(こうそく)は、山賊からの脅迫にどう立ち向かうのか!?
ネタバレ
虎牙山の山賊どもが、またまたやらかしてくれました!今度は夏侯軽衣(かこうけいい)が真定(しんてい)県にいるって情報をゲットし、鉄面侠こと趙子龍(ちょうしりゅう)と仲が良いことも突き止めたらしい。以前、一泡吹かされた恨みを晴らすべく、山賊たちは軽衣を拉致!
一方、高則(こうそく)はというと、夏侯傑(かこうけつ)から派遣された耿将軍と作戦会議中。軽衣誘拐の報告を受け、耿将軍は「即刻、虎牙山を攻め滅ぼすべし!」と息巻きます。しかし、高則は冷静沈着。「山賊は1000人以上いる。軽衣に何かあったら大変だ!」と反対。意見が対立し、言い争いが勃発!見かねた石硯(せきけん) は、趙子龍に助けを求めることに。
虎牙山の牢に囚われた軽衣は、食事も拒否。「殺せ!」と山賊に啖呵を切りますが、二当家は「お前の命には使い道があるんだよ」とニヤリ。軽衣は「後悔するなよ!私が逃げ出したら、父に命じて虎牙山を木っ端微塵にしてやる!」と強気な姿勢を崩しません。
趙子龍は、軽衣救出のために頭を悩ませます。屏児(へいじ)に「あんた、頭が良いんでしょ!宝月(ほうげつ)や飛燕を助けたみたいに、今回も何とかしてよ!」と急かされますが、趙子龍は「宝月や飛燕は山寨に囚われていなかったからな…。今回はマジで厄介だ」と弱音を吐露。それでも、高則と協力して救出作戦を練ることに。
虎牙山の杜厥(とけつ)は、今夜必ず誰かが軽衣を助けに来ると読んでいます。手下を鼓舞し、「真定(しんてい)県、ひいては常山(じょうざん)郡まで奪い取るチャンスだ!」と領土拡大を目論みます。
高則は、夜になって兵を率いて虎牙山に突入しようとします。そこに趙子龍が合流。「私には兵法がある!」と、救出作戦への参加を志願します。趙子龍は、虎牙山の地形を分析し、高則と耿将軍に作戦を提案。「虎牙山は南北に密林があり、天然の要害となっている。正門と裏門には必ず手厚い守りが敷かれているはず。軽衣が囚われている牢は、裏門付近にある可能性が高い。そこで、まず正門を攻撃するフリをして、敵の注意をそらし、その隙に奇襲部隊が裏門から突入して軽衣を救出する。正門の兵は、救出部隊の撤退を援護する」という見事な作戦を披露!
作戦開始!耿将軍が率いる部隊が正門へ突撃!趙子龍は、7、8人の精鋭部隊を率いて裏門から突入!…ところが、功を焦った耿将軍が山賊の罠にハマり、袋叩きに!趙子龍は、救出作戦を中断し、耿将軍の救出に向かいます。さらに、撤退を援護するはずだった高則までが、戦いに巻き込まれてしまいます。
結局、救出作戦は失敗。趙子龍は、あろうことか山賊に捕まってしまうという大失態!高則は、耿将軍が勝手に作戦を変更したせいで失敗したと責めますが、耿将軍は「趙子龍なんか山賊に殺されればいいんだ!」と悪態をつきます。高則は「趙子龍は、私を助けるために捕まったんだ。彼は恩人だ!二度と悪口を言うな!」と一喝。高則の趙子龍に対する友情が垣間見えたシーンでした。
そんな中、山賊から高則の元へ密書が届きます。「3日以内に白銀10万両を貢げば、郡主と住民の命は助けてやる。さもなくば、皆殺しだ!」…一体どうなる!?
つづく