あらすじ
趙雲(ちょううん)は真定(しんてい)県を救うため、援軍を求めるべく奔走する。山賊の罠をかいくぐり、各地の有力者に協力を求めるが、事態はなかなか好転しない。果たして趙雲は、真定(しんてい)県を救うことができるのか?
ネタバレ
『三国志~趙雲(ちょううん)伝~』第22話、今回も目が離せない展開でしたね!真定(しんてい)県を救うため、趙雲(ちょううん)が知恵と勇気を振り絞る姿に、今回もシビれました!
物語は、趙雲が高則(こうそく)に援軍を頼むところから始まります。しかし、真定(しんてい)県は常山(じょうざん)郡に属し、夏侯傑(かこうけつ)でさえ兵を出そうとしない状況。高則(こうそく)は、夏侯傑(かこうけつ)が袁紹(えんしょう)、公孫瓚(こうそんさん)、韓馥(かんぷく)という三人の諸侯を恐れているからだと説明します。そこで趙雲は、自ら城を出て援軍を求める決意をします。
趙雲は手下に、今夜西門から脱出するという情報を山賊にリークするように指示。まんまと山賊の杜厥(とけつ)は罠にかかり、西門に兵力を集中させます。しかし、趙雲は他の城門からひっそりと脱出するという、鮮やかな作戦を見せるのです!
そして趙雲は、周大哥(しゅうたいか)に冀州(きしゅう)の韓馥の元へ、柳慎(りゅうしん)には軽衣(けいい)を護衛して幽州(ゆうしゅう)の公孫瓚(こうそんさん)の元へ援軍を求めに行かせます。趙雲自身は、狗蛋(こうたん)と名を変えた趙拾妹(ちょうしゅうまい) と共に、山賊の陣営に乗り込み杜厥を暗殺しようとしますが、これは失敗。逆に山賊に囲まれてしまいますが、愛馬の白馬に助けられ、間一髪で脱出に成功します。
一方、城内では、高則が兵を率いて必死に守備を固めますが、兵力は減る一方。頼みの綱は、趙雲が連れてくる援軍のみとなります。
そんな中、耿純(こうじゅん)は、飛燕(ひえん)が負傷兵の手当てをする姿を見て一目惚れ。何かと理由をつけては話しかけますが、柳擎児(りゅうけいじ)が水をかけるというナイスプレーで、耿純(こうじゅん)を撃退します!
軽衣は幽州に到着し、公孫宝月(ほうげつ)に真定(しんてい)県の状況を伝えます。宝月は父の公孫瓚に援軍を出すように説得しますが、公孫瓚は袁紹や韓馥との戦いを優先し、夏侯傑の領地である真定(しんてい)県に兵を出すことを拒否。しかし、宝月は諦めず、軽衣に「必ず父を説得する。ダメなら最後の手段がある」と伝えます。
いや~、今回もハラハラドキドキの連続でしたね!趙雲の知略、宝月の決意、そしてちょっぴりコミカルな耿純と柳擎児(りゅうけいじ)のやり取り。次回の展開が待ち遠しいです!
つづく