あらすじ

趙雲(ちょううん)は、高則(こうそく)の策略を阻止するために、高則に宣戦布告する。一方、高則は奇妙な裁判で人々を欺き、趙雲を翻弄する。

ネタバレ

第3話は、趙雲(ちょううん)が高則(こうそく)に宣戦布告する、手に汗握る展開でしたね!

物語は、高則(こうそく)が公孫瓚(こうそんさん)を暗殺しようと刺客を放つところから始まります。しかし、そこに劉備(りゅうび)、張飛(ちょうひ)、関羽(かんう)の三兄弟が颯爽と現れ、形勢は逆転!さすが義兄弟、連携プレーで敵を蹴散らします。

一方、趙雲(ちょううん)は師匠の家で修行に励みます。師匠の猛攻に、以前白虎が雛を助けた時の動きをヒントに、見事三つの試練を乗り越えます。師匠はまだ正体を明かしませんが、趙雲と柳慎(りゅうしん)の才能を認め、厳しく指導することを約束します。

劉備(りゅうび)三兄弟は、公孫瓚(こうそんさん)に助けてもらったお礼に食糧を借ります。さらに、関羽は公孫瓚の娘、宝月(ほうげつ)に刀術を教えることになります。

そんな中、街では鉄仮面をつけた謎の集団が暴れ回ります。これは、高則が本物の鉄仮面をおびき出すための策略でした。趙雲は、高則と直接対決する時が来たと感じ、単身で県庁に乗り込みます。趙雲は高則に、10日以内に3度命を助ける代わりに、真定(しんてい)県の民に手出しをしないこと、そして自分の両親を死に追いやった真犯人を明かすように要求します。

激しい戦いの末、高則は趙雲に追い詰められますが、そこに県庁の武林高手たちが現れます。高則は趙雲に、彼らは自分と同等の実力者であり、包囲されれば逃げられないと言い、仮山の裏に隠れるように指示します。そして、10日後に再び決着をつけることを約束します。

趙雲は柳慎(りゅうしん)と酒と焼き鳥を用意し、師匠をもてなします。そして、師匠に手合わせを挑みますが、逆に打ち負かされてしまいます。

さらに、県庁の前で太鼓を叩いて訴える者が現れます。高則は代理県令として裁判を行います。訴えたのは、ある男の妻。彼女の家の火事で夫が亡くなったのですが、夫の弟は、妻が不倫をして夫を殺したと訴えます。妻は、夫の弟が財産目当てで自分を陥れていると主張します。高則は、2匹の豚を用意させ、1匹を殺し、もう1匹を生きたまま縛り、両方を焼くという奇妙な方法で真相を暴こうとします。そして、妻が夫を殺したと断定し、民衆は喝采を送ります。趙雲は、高則の神のような裁きに、底知れぬ恐ろしさを感じ、次の一手を読もうとします。

つづく