あらすじ
軽衣から高則(こうそく)の危機を知らされた趙雲(ちょううん)は、高則を救うために奔走する。趙雲は、軽衣の服を着せて高則を脱出させようとするが、耿純(こうじゅん)に見破られてしまう。しかし、趙雲の機転と軽衣の協力により、高則はなんとか城から脱出することができた。
ネタバレ
前回、趙子龍(ちょうしりゅう)との決闘で敗れた高則(こうそく)。しかし、今回の第7話では、なんと彼に最大のピンチが訪れます!一体何が起こるのか、早速見ていきましょう!
物語は、趙子龍と柳慎(りゅうしん)の会話から始まります。柳慎(りゅうしん)は、決闘の際、軽衣(けいい)が高則(こうそく)の弱点を趙子龍に教えたことを不思議に思っています。軽衣はいったい何者なのか?趙子龍は、軽衣の父親が高則(こうそく)の父親と昔、朝廷で共に仕えていたこと、そして軽衣自身も幼い頃に洛陽で高則と会ったことがあることを明かします。しかし、それ以上のことは語ろうとしません。軽衣の正体は、まだまだ謎に包まれていますね。
一方、夏侯傑(かこうけつ)は、部下からの進言を受け、高則を生かして董卓(とうたく)に反旗を翻す仲間に引き入れようと画策します。高則を巡る動きが、ますます複雑になってきました。
そんな中、李全(りぜん)は、趙子龍と柳慎(りゅうしん)に、少帝(しょうてい)から託された護国の神器「青釭剣(青釭(せいこう)剣)」について語ります。趙子龍は、青釭剣を守ることが、両親の遺言を守るだけでなく、少帝の託された使命を果たすこと、そして大漢王朝のために忠義を尽くすことだと悟ります。そのためには、高則に勝っただけで満足せず、もっと武術を磨かなければなりません。李全(りぜん)は、趙子龍と柳慎に、様々な武器の扱いに長けた旧友たちを紹介し、武術の指導を頼みます。しかし、彼らが董卓討伐のために立ち上がるまでのわずか3日間しか、学ぶ時間はありません。短い期間で、どれだけ成長できるのでしょうか?
高則は、自分が去った後に山賊が再び民を苦しめることのないよう、出発前に城壁を修復することを決意します。彼は、城で一番腕の良い瓦職人を探し、完璧に城壁を修復するように部下に命じます。費用については、自分の家の家宝である玉佩を売って工面すると言います。高則の民を思う気持ちが伝わってきますね。
李飛燕(りひえん)は、父親の李全(りぜん)に、趙子龍の家に住む軽衣の身元を尋ねます。李全は、自分も詳しくは知らないと言いつつも、軽衣の目に邪悪な光はなく、悪い人間ではないと答えます。そして、いつから娘が趙子龍のことを気にかけるようになったのか、不思議に思います。飛燕と子龍の関係も気になりますね。
そして物語はいよいよ核心へ!軽衣は、父親の手下である耿純(こうじゅん)が、大量の武器を県庁に運び込むのを目撃します。不審に思った軽衣がこっそり様子をうかがうと、なんと父親が高則を捕らえようとしていることを知ります。耿純(こうじゅん)は、高則が神仙湯の浴場で入浴中であることを話しており、軽衣は急いで浴場へ向かいます。
軽衣は、浴場の従業員の制止を振り切り、男湯に飛び込みます。しかし、誤って別の男の浴場に迷い込んでしまい、慌てて目を閉じて逃げ出します。その際、点心盆を運んでいた従業員にぶつかり、さらに別の男にぶつかって倒してしまいます。軽衣は、倒れた男に「変態!」と罵声を浴びせ、なんと平手打ちまで食らわせます。しかし、その男は全く声を発しません。不思議に思った軽衣が目を開けると、そこに立っていたのは、なんと趙子龍だったのです!
軽衣から事情を聞いた趙子龍は、高則に危険を知らせることを約束します。軽衣は、途中で耿純(こうじゅん)を妨害し、その隙に趙子龍は、高則に軽衣の服を着せて浴場から脱出させようとします。しかし、耿純に見破られてしまいます。それでも、趙子龍の助けもあり、高則はなんとか浴場から逃げ出すことに成功します。そして、城門では、知恵と運を駆使して見張りを欺き、ついに城外へと脱出します。高則は、間一髪のところで危機を脱したのでした。
いやー、今回の第7話も、ハラハラドキドキの連続でしたね!趙子龍が女装するシーンは、思わず笑ってしまいましたが、それ以上に、高則を救うために一肌脱ぐ趙子龍の男気に感動しました!軽衣の正体も気になりますし、今後の展開がますます楽しみです!
つづく