キャスト/登場人物一覧

尉遅龍炎(うっち・りゅうえん) 役
ワン・ホーディー(王鹤棣)
上古の時代から続く、唯一の銜燭龍(がんしょくりゅう)族の血を引く龍王。覇者の風格を持つ一方で、戀愛においては初戀に目覚めたばかりの少年のように純粋な一面も。好奇心旺盛で、芝居を好んで鑑賞し、人生の様々な側面を深く考察する。ある時、重傷を負った際に人間の夏侯(かこう)府の侍女、流蛍(りゅうけい)に救われ、二人は惹かれ合うようになる。しかし、二人の四世にわたる戀路は困難に満ちており、尉遅龍炎(りゅうえん)は愛する人を守るため、全てを捧げる覚悟を決める。

流蛍(りゅうけい) 役
ジュー・シューダン(祝緒丹)
人間界の夏侯府に仕える侍女、夏侯雪(かこう・せつ)に仕えている。心優しく、芯の強い女性。ひょんなことから傷を負った千年龍妖の尉遅龍炎(りゅうえん)を助けたことがきっかけで、次第に彼と深い愛情を育むようになる。二人の唯一の願いは、夫婦となり、生生世世を共にすること。しかし、流蛍(りゅうけい)はまだ知らない。自分と龍王の愛は、単なる人妖の戀というだけではなく、互いを守るために全てを捨てる覚悟が必要な、宿命的な愛であることを。

雪阡尋(せつせんじん) 役
ドン・ウェイ(鄧為 )
羅酆閣(らほうかく)の閣主。常に冷靜で表情を変えず、孤獨を抱えて生きている。冷酷で口數が少ない。雪阡尋(せつせんじん)は、自分の大切な浮生琵琶(ふせいびわ)を盜もうとする者がいるとは夢にも思っていなかった。琵琶を盜もうとした鳥の妖怪、青青(せいせい) を捕らえる。彼女が現れてから、雪阡尋(せつせんじん)の脳裡にはいつもぼんやりとした青い影が現れるようになる。青青(せいせい) と、その影との関係を知るために、彼は青青(せいせい) の法力を封じ、自分の侍女として百年そばに置くことにする。

青青(せいせい) 役
ハン・メイイエ(潘美燁)
小青鳥の妖精。流蛍(りゅうけい)に恩返しをしようとするが、龍炎(りゅうえん)に恐れを抱きつつも徐々に関わりを持つ。
活発で可愛らしく、天真爛漫な鳥の妖怪。千年前は半仙の青玄鳥だったが、原因不明の理由で人間界に落とされ、そこで流蛍と知り合う。額にある流れ星の痕を消したいと願い、ひょんなことから羅酆閣(らほうかく)に入る。閣主の雪阡尋(せつせんじん)と出會い、共に過ごすうちに二人は深い感情を抱くようになり、やがて百年前の二人の悲しい過去が明らかになる。

命格星君(めいかくせいくん) 役
ジュ・ザンジン(朱賛錦)
表向きは仙界の美しく優雅で、誰に対しても友好的な好青年。しかしその実、陰険で偽善的な人物。人間界の女性、流蛍(りゅうけい)の持つ極陰の元神の力が強大で、三界を覆すほどの力を持つと知ると、千年もの歳月をかけて周到に計畫を練り、かつての友である尉遅龍炎(りゅうえん)や雪阡尋(せつせんじん)さえも利用する。流蛍と尉遅龍炎の悲劇を引き起こした最大の元兇。

小珒(しょうしん) 役
ダイ・ウェンウェン(代文雯)
封塵月(ふうじんげつ)の幼なじみで、腕利きの女刺客。凜々しい姿をしている。父親を殺されたため、長年父親の消息を待ち続けていたが、韓熙雲(かんきうん)から仇が封塵月だと知らされる。そこで、郭大人(かくたいじん)と封家軍(ふうかぐん)が対立していることを利用し、郭大人を買収して自分のために動かし、封塵月の両目を奪う。

夏侯雪(かこう・せつ) 役
ヨウ・シエイ(楊之楹)
夏侯府の令嬢で、流蛍(りゅうけい)の主人。善良な心の持ち主だが、損得勘定も心得ている。螢には優しく接するが、自身の幸せのためには螢を犠牲にすることも厭わない。後に、アクシデントで狼の妖怪に傷つけられ、魂が體から離れてしまうが、龍王に救われる。夏侯府が沒落した際にも、再び龍王に救われ、王府唯一の生存者となる。彼女は龍王に三生三世に渡って世話をされる。