あらすじ
第12話では、龍炎(りゅうえん)が阿瑜(あゆ)の前に姿を現し、彼女を守る決意を固めた一方、青青(せいせい) と雪阡尋(せつせんじん)の関係に新たな局面が訪れます。嫉妬や誤解、そして甘い瞬間が絡み合い、笑いと緊張感が入り混じる内容となりました。キャラクターたちの恋模様と絆がさらに深まるエピソードでした。
ネタバレ
第12話は、恋心が交錯し、キャラクターたちの関係がさらに深まる回となりました。龍炎が阿瑜(あゆ)の前に現れたことで新たな波乱が生まれ、青青(せいせい) と雪阡尋(せつせんじん)の微妙な関係にも思わぬ展開が訪れます。
龍炎、正体を明かす
龍炎(りゅうえん)は阿瑜を山火事の危機から救出したことで、ついに彼女の前に姿を現す決意を固めます。彼は「玉池(ぎょくち)」という仮名を名乗り、青青(せいせい) の兄であることを伝えます。阿瑜は突然の告白に驚きつつも、龍炎に対する信頼を深めます。
青青と雪阡尋(せつせんじん)の甘くて苦いひととき
一方、青青と雪阡尋は街で売られていた菓子を巡って小さな事件が勃発。青青は「時間内に菓子を完食すれば無料」という挑戦に挑むも、雪阡尋の嫉妬から集中を乱され失敗。代金を払うため、仕方なく雪阡尋に助けを求めます。雪阡尋は銀貨を出す太っ腹な面を見せますが、その後の青青の「全部持ち帰りたい!」という欲張りな行動に呆れ顔。それでも青青の無邪気な笑顔には、彼の心も少しずつ揺さぶられていきます。
夜、青青が雪阡尋にお茶を差し出す際、うっかり茶をこぼしてしまう失態を犯します。罰を恐れる青青ですが、雪阡尋は彼女を責めるどころか、阿瑜のそばに行くよう指示を出します。これに喜んだ青青は、雪阡尋に感謝の抱擁をし、彼を一瞬動揺させます。
龍炎と雪阡尋の意外な絆
雪阡尋と龍炎が密かに会話を交わす場面では、雪阡尋が龍炎の内傷を治すため気を送り込むシーンが描かれます。龍炎は雪阡尋の助けを拒否しますが、雪阡尋は強引に治療を行います。この親密な様子を偶然目撃した青青は、驚きのあまりその場を立ち去ります。
阿瑜への悪意と新たな展開
阿瑜は山火事で智勇(ちゆう)を失ったことで深い悲しみに包まれ、さらに周囲から「不運を招く存在」と非難される日々を送ります。しかし、そんな阿瑜を励ますように龍炎が夜中に彼女を訪ね、そっと寄り添います。阿瑜が無意識に彼に近づく姿に、龍炎は微笑みを浮かべます。二人の距離はますます縮まっていきます。
雪阡尋の不器用な恋心
雪阡尋は、龍炎から青青への想いを指摘され、自分の気持ちに困惑します。恋愛に疎い彼は命格星君(めいかくせいくん) に相談し、人間の男性が女性に贈り物をする習慣を知ります。そこで、青青に香囊(香り袋)をプレゼントしますが、これが誤解を招く結果に。妖である青青は「香囊が妖を追い払うためのものだ」と思い込み、雪阡尋が彼女を侮辱していると勘違いします。
小さな復讐と大きな誤解
誤解した青青は、雪阡尋に酒飲み対決を提案。実際は自分は桂花水(キンモクセイの香り水)を飲み、雪阡尋には本物の酒を飲ませます。見事に酔いつぶれた雪阡尋の顔に鳥の絵を描くという悪戯を仕掛ける青青。その後、雪阡尋が目を覚まし、鏡に映る自分の姿に気づいたとき、青青は恐る恐る謝罪します。雪阡尋は怒るどころか、彼女に化粧を施すと提案。これに怯える青青ですが、彼の意図を探りながらも従うしかありません。
つづく