あらすじ
龍炎(りゅうえん)は悪事を働いた劉玉香(りゅうぎょくこう)と光頭(こうとう)に制裁を下すが、劉玉香はさらに青青(せいせい) を狙う動きを見せる。一方、阿瑜(あゆ)は龍炎との愛を深めるも、人間と妖怪の恋の障害にぶつかり、涙ながらに別れを決意。青青は雪阡尋(せつせんじん)との関係に誤解が生じ、彼の想いに気づかないまま流星痕に悩む。愛と運命が絡み合う切ない物語の幕が引かれる。
ネタバレ
ドラマ『龍王の恋 永遠なる誓い』第15話は、愛と運命の葛藤が激しく交錯するエピソードとなりました。今回も盛りだくさんの展開で視聴者を引き込む内容です。龍炎(りゅうえん)、阿瑜(あゆ)、青青(せいせい) 、そして雪阡尋(せつせんじん)のそれぞれの想いが伝わるシーンが目白押しでした。
龍炎の怒りと正義の裁き
光頭(こうとう)が阿瑜を害した黒幕が劉玉香(りゅうぎょくこう)であることを知った龍炎。怒りを抑えきれず、夜中に劉玉香を訪ねて彼女を問い詰めます。そして光頭と劉玉香を街の広場に縛りつけ、「人を誘拐する悪党」という札を掲げて晒し者に。さらに官兵を呼んで光頭を捕らえさせました。しかし、劉玉香は巧妙に自分の関与を否定し、光頭が捕らえられる様子を冷淡に見守ります。
光頭は捕縛される直前に全ての指示が青青(せいせい) の兄からだったことを明かします。これを聞いた劉玉香は青青(せいせい) が妖怪であると推測し、彼女を捕らえる計画を立てるのでした。
青青と雪阡尋(せつせんじん)の絆
一方、青青は家で休んでいる最中に突然殺気を感じます。逃げるべき状況にも関わらず、雪阡尋(せつせんじん)から贈られた香包を取るため時間を失ってしまいます。そして、実力のある道士が現れ、青青を捕らえようとします。力を持たない青青は逃げられず、必死に龍炎を呼びます。しかし、この瞬間に現れたのは雪阡尋でした。彼が見事に青青を救い、彼女をロ酆閣(らふうかく)へ連れて行きます。
青青が負った腕の傷を雪阡尋が薬で治療するシーンもあり、彼女への特別な想いが感じられる瞬間です。実は雪阡尋が以前青青の術を解いた際、咒術を変更しており、青青が呼び出すのは龍炎ではなく彼自身になっていたのです。しかし、青青は雪阡尋の想いに気づくことなく、机の上の桂花糕(けいかこう)に夢中。雪阡尋の切ない表情が胸を締め付けます。
阿瑜と龍炎の甘く切ない恋模様
阿瑜は龍炎に定情信物として刺繍した手帕(ハンカチ)を渡し、龍炎も紙龍を贈り返します。その後、龍炎は彼女を落英谷(らくえいこく)へ連れて行き、美しい蝶が舞う幻想的な景色を見せます。このロマンチックな空間で阿瑜は龍炎に愛を告白。彼女は勇気を振り絞り、龍炎に抱きつきキスをします。しかしその直後、阿瑜は突然倒れてしまうのです。
龍炎は阿瑜の体調を心配し、彼女に自らの霊力を注ぎ込み、家に送り届けます。しかし、命格星君(めいかくせいくん) から「人間と妖怪の恋は叶わない」という厳しい忠告を受けます。阿瑜が頻繁に倒れるのもこの禁断の恋が原因だと知り、龍炎は深い悲しみの中で阿瑜を拒絶する決意をします。
しかし、阿瑜が涙を流して龍炎を探し続ける姿を見て、龍炎は再び彼女の前に現れます。そして落英谷で自分が妖であることを告白し、人間と妖怪が結ばれることはない運命を伝えました。阿瑜も龍炎の平安を願い、彼を諦めると約束しますが、その言葉に彼女の心が本当に従えるわけではありません。龍炎との日々が彼女の心から離れることはありません。
青青と流星痕の悩み
ロ酆閣では、青青が流星痕(りゅうせいこん)を隠すための額飾りを欲しがり、雪阡尋は彼女にたくさんの美しい飾りを贈ります。しかし、青青はこれを雪阡尋が自分の流星痕を嫌っていると誤解し、悲しみに暮れて彼から離れてしまいます。雪阡尋は彼女を慰めたいと思いながらも、流星痕を消す術がないことに苦悩するのでした。
つづく