あらすじ

尘月(ちりづき)と龍炎(りゅうえん)は风都へ向かう途中、忘れられた過去の記憶を徐々に取り戻していきます。一方で、小珒(しょうしん)の策略や龍炎の命を削る行動が描かれ、物語は愛と憎しみの狭間で揺れ動きます。栗子を通じて蘇る二人の記憶や、命を懸けて雨に立ち向かう龍炎の愛は、視聴者の心を揺さぶる切ない展開となっています。

ネタバレ

第21話は、物語の核心に迫る切なさと、キャラクターたちの複雑な感情が交錯する展開が満載でした。ドラマのタイトル通り、永遠の愛と誓いが試される瞬間が次々と訪れます。

尘月(ちりづき)と龍炎(りゅうえん)の過去が明らかに?

尘月と龍炎は再び一緒に风都(ふうと)へ向かうことになりますが、尘月が龍炎を見るたびに胸の奥で何かがざわめきます。夜、尘月は夢の中で龙王を探し求め、ついに兵士たちの中から龍炎の姿を見つけます。その瞬間、彼こそが幼い頃から想い続けてきた「玉池(ぎょくち)哥哥(ぎょくちのおにいさま)」だと気づいてしまうのです。

小珒(しょうしん)の複雑な感情と策略

一方、宫中では蕊妃(ずいひ)が皇帝から「五马图(ごばず)」を小珒(しょうしん)のために譲り受けます。この五马图を巡る会話の中で、小珒は幼い頃の親友「小月(しょうげつ)」のことを思い出し、彼女の行方を知りたいと願います。しかしその一方で、小珒は尘月への憎しみを秘め、郭大人(かくだいじん)に尘月の目を奪うよう依頼するという冷酷な策略を進めていきます。

龍炎、雨の中で尘月を守る

风都に到着した尘月は「巾帼大将军(きんかくたいしょうぐん)」の称号を授けられるものの、皇后から冷たい仕打ちを受けます。その頃、外では大雨が降りしきり、龍炎は宫の外で尘月を待ち続けていました。彼女のことを想うがあまり、龍炎は自らの体を犠牲にして灵力を使い龙の姿となり、尘月の上に庇護の雨傘を作り出します。

しかし、滥用した灵力の反動で龍炎は激しい痛みに襲われます。それでも彼は尘月を守ることを優先し、雨の中で倒れる寸前まで耐え続けるのです。その姿を見た命格星君(めいかくせいくん) は「龍炎の身体はもう限界だ」と嘆きつつも、彼の愛の深さに胸を打たれます。

栗子(くり)を通じて蘇る記憶

龍炎は尘月を喜ばせるため、街で糖炒栗子を買いに行きます。その栗子を一緒に剥きながら、尘月は「どこかで同じことをした記憶がある」とつぶやきます。二人は楽しげに栗子を食べさせ合い、その微笑ましい光景の中で龍炎は「阿瑜(あゆ)」の面影を尘月に感じます。その疑念は、尘月が阿瑜と何か深い縁があるのではないかという思いに繋がっていくのです。

小珒の苦悩と仇恨

月が満ちる夜、小珒は毒が発作し、寒熙雲(かんきうん)から解毒薬を与えられます。しかしその条件は「尘月の目を奪うこと」。小珒は幼い頃の家族を失ったトラウマと寒熙雲の言葉に縛られ、心が引き裂かれるような苦悩を抱えています。彼女の憎しみはどこへ向かうのか、そして尘月との対立は避けられないのか…物語は新たな緊張感を漂わせます。

つづく