あらすじ

第26話では、雪阡尋(せつせんじん)の青青(せいせい) への深い愛と犠牲、尘月(ちりづき)と小珒(しょうしん)の友情と裏切りの交錯、そして尘月と龍炎(りゅうえん)の微妙な関係が描かれました。それぞれのキャラクターが大切なものを守るために葛藤し、物語はさらなる展開を予感させます。

ネタバレ

第26話は、愛と犠牲、そして隠された真実が交錯する緊迫の展開でした。主要キャラクターたちがそれぞれの想いを胸に動き、物語はさらに深みを増していきます。

雪阡尋(せつせんじん)(せっせんじん)、青青(せいせい) のために犠牲を覚悟する

物語は、雪阡尋(せつせんじん)が青青(せいせい) の額にある「流星痕」を取り除こうとする場面から始まります。この「流星痕」は青青にとって大きなコンプレックスであり、彼女は修行よりもそれを消すことを望んでいました。

雪阡尋(せつせんじん)は、彼自身の肋骨から生まれた「浮生琵琶」の琴弦を引き抜けば流星痕を消せると知り、実行に移します。しかし、琴弦を引き抜くことは彼自身の命を危険にさらす行為。激痛の末、雪阡尋(せつせんじん)は意識を失ってしまいます。

偶然その場に来た青青は、雪阡尋(せつせんじん)の危機を知り、命格星君(めいかくせいくん) に助けを請います。命格星君(めいかくせいくん) は、青鳥族の貴重な翎羽(りんう)を代価にすれば薬を渡すと告げます。本来なら痛みを恐れる青青ですが、雪阡尋(せつせんじん)を救いたい一心で翎羽を引き抜き、彼を救う薬を手に入れました。

薬を服用した雪阡尋(せつせんじん)は一命を取り留めますが、彼の青青への想いはさらに深まりました。雪阡尋(せつせんじん)は改めて青青に愛を告白し、彼女もようやくその気持ちを理解します。二人の間に新たな絆が生まれる感動の瞬間です。

尘月(ちりづき)と龍炎(りゅうえん)の微笑ましいひととき

一方、尘月は封家軍を率いて無事に帰還し、龍炎との関係にも少しずつ変化が見られます。尘月は龍炎をからかいながらも親密さを増していく様子が描かれ、軽妙なやり取りに思わず笑みがこぼれる場面が続きます。

翌日、尘月が練剣を終えた後、空に現れた「星旋韵(せいせんいん)」に気づきます。それを見て喜ぶ尘月ですが、龍炎はどこか煮え切らない様子でその場を離れます。この星旋韵には、彼の過去に関わる秘密が隠されているのかもしれません。

尘月と小珒(しょうしん)の激突

一方、寒熙雲(かんきうん)は尘月が無事に戻ったことを知り、怒りを募らせます。彼は小珒(しょうしん)に尘月の暗殺を命じますが、小珒は一人で行動することを提案します。その際、彼女は寒熙雲に毒を盛った酒を飲ませ、彼に反旗を翻す決意を固めます。

小珒は尘月の元を訪れ、二人は激しい戦いを繰り広げます。尘月は小珒を殺すことを望まず、彼女の髪を一房切り落とすだけで剣を収めますが、その直後、小珒の毒が発作を起こします。尘月は小珒を見捨てることができず、龍炎に治療を依頼します。龍炎は「治療には誰も立ち会えない」と告げ、その場を後にします。

つづく